五目焼きそばを溺愛する俺の話を聞いてくれ(前編)
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俺は五目焼きそばが好きだ。どろどろのあんかけに対し、ちょっとカリカリして硬めの麺、水をがぶ飲みしながら食らい尽す。とある中華屋にハマっていた時期があり、月に2回くらい毎月通い、他のメニューには目もくれず五目焼きそばを注文していた。金銭に余裕がある場合はエビチリも食べる…って目もくれてるな。

しかし、ある時五目焼きそばをいつもの通り注文したら『品切れで出せないんです』と言われ、その場で帰った。嫁は食べたがっていたが、俺の決心は揺るがなかった。わざわざ外食でやって来て、食べようと思っていた五目焼きそばが無ければ、その場所にいる必要はない。どうして、品切れだからって違うメニューを食べなきゃならないんだ!!ふざけるなよ!!俺は五目焼きそばが食べたいんだ!!なんで、こっちが店側の都合に合わせなきゃいけないんだ!!べらんめぇ!!ってな具合で、行きつけの中華屋へは1年近く行っていない。そして、もう2度と行かないと決めた。

そうは言ってもやっぱり食いたくなる。五目焼きそばが食いたい…。しゃあないからチェーン店で我慢だ。王将の五目焼きそばを食らう。まぁ美味いさ。中華屋の五目焼きそばに負けず劣らず。だが、茹で上がり過ぎの野菜、カリカリのない麺、汁が多い…。五目焼きそばと言えば五目焼きそばだ。なんか違う…でも、いまさら中華屋には戻れない。それでも通った月2、3回。

そんな俺に転機が訪れる。地元で有名なラーメン屋があるから行こうと嫁が言い出した。俺は面倒だった。新しい店や味を探し求める嫁に対し、同じ店で同じメニューばかりを麻薬患者の如く食べ続ける俺は毎度毎度衝突した。新しい店は無駄な神経を使うので、出来れば休日の精神的余裕があり、疲れもさほどない時がベストだ。しかし、嫁が食事の度にとやかく言うので行ってみる事にした。(続く)

五目焼きそばを溺愛する俺の話を聞いてくれ(後編)

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