2001年8月10日(金)~2001年8月15日(土)
【19年後の俺の説明】
俺は、おじちゃんが大好きだった。いつもお年玉のポチ袋の裏に清二と名前が書いてあり、名前の後ろにおじちゃんの似顔絵が小さく書かれていた。カレー屋とケンカをした、ヤクザを殴ったという謎のエピソードがあるが、俺と妹には凄く優しいおじちゃんだった。この時も俺と妹がもっとクレーンゲームをやりたいと言い、おじちゃんがゲームセンターの店員に「500円入れたけどゲームが出来ない」と嘘をついた。店員が開けてみると500円玉は1枚も入ってなかったが、疑うことも出来なかったようで、店員がレジから500円を持ってきて、我々はタダで500円分ゲームをすることが出来た。しかし、罰が当たったようで何も取れなかった。
お笑いが好きだったので『漫才入門百科』を購入した。横山エンタツと花菱アチャコの絵が表紙のインパクトがある本だった。芸能人がたくさん掲載されている『テレビ・タレント人名事典』という分厚い辞書みたいな本を購入。金額もバカみたいに高いが、そもそも中学生風情がどんな用件で買ってるのか…バカすぎて呆れてしまう。
ポケットサクラは、かなり遊んだ。日本で5本の指に入るくらいやったと思う。なにせ数年間つけていたからな。最初は、サクラと一緒にいるのが楽しいという理由だったが、だんだん歩数計としての役割の方が重要になっていた。この頃は、デジモン(デジタルモンスター)、あるくんです(ドラクエ)、たまごっち等、持ち運べる携帯ゲームが大流行しており、みんなポケットに何かしらつけていた。俺はデジモンに興味がなかったので、あるくんですとポケットサクラにハマっていた。