一番最初は、アニメで見た。1クールでアニメというより昼ドラのようなドロドロ展開で、毎週楽しみに見ていた。結構熱中して見ていたように思うが、4年近く経過するとストーリーもキャラクターもいまいち思い出せない。普段ゲームは全くしないのだが、嫁の弟が大絶賛しており、今回持参してきたのでプレイしてみることになった。プレイって言っても序盤は選択肢もなく、「うみねこのなく頃に」のようにバーーっと眺めるだけだ。ストーリーを見ながらアニメを思い出すが、4年も経つとピンと来ない。全体を見終えて何となく思い出すくらいだ。アニメ以降の展開をゲームでは見ることができ、残念ながら新キャラも続々出てくる。
ストーリーは思い出せなかったが、アニメを見ていた当時は冬馬かずさ押しであったが、ゲームで見返すと俄然小木曽雪菜である。またしても、三葉ばりに好きになってしまう。寝ても覚めても雪菜だ。このブログを打っている状態では、まだ「WHITE ALBUM2」はクリアしていない。ちなみに言い忘れていたが、今やってる「WHITE ALBUM2」は残念ながら18禁ではなく17禁。結局のところHシーンなし、その寸前まででお預けを食らう。畜生‼なんでいい年したオッサンが18禁手前で地団駄踏まなきゃいけないんだ。駿河屋で18禁買おう。PSやPS2で遊んでいたギャルゲーは卒業したら終了なので何億回プレイしようが、その先はない。しかし、「WHITE ALBUM2」の場合は大学生になってH展開もあり、就職まで行けるらしい。まさに人生をフルで楽しめる。その代りメチャクチャに長い。現実世界を忘れるほど長い。現に昨日も大学生時代だけで15時間くらいプレイした。それでも全然進んでいない。
俺の知っているギャルゲーとは違い、「WHITE ALBUM2」は大学時代のキャラをクリアしていかないとメインヒロインまでたどり着けない。好きでもないキャラをクリアするのは面倒だし嫌いだ。こういうゲームは色々なキャラが出てくる。もちろん全員のエピソードをクリアするのはゲームの醍醐味だし、ゲーム制作者への感謝の念でもある。だが、俺は好きなヒロインしかクリアしない。好きなヒロインのエピソードを全部見たら俺のゲームは終了する。なので「WHITE ALBUM2」は本当に心苦しい。
しかし、俺は雪菜を救いたいが為に戦わざるを得ない。冬馬かずさは響かなかった。大学前まではほのぼのした描写が続いたが、空港でのディープキスは正直吐き気を通り越して具合が悪くなった。死に晒せと思う。後出しでかっさらっていく冬馬かずさは許せない。雪菜は、自分を責めているようだが落ち度はないように思う。あざとい部分は色々あるが、そもそも主人公と付き合う前に冬馬かずさに許可をもらい、主人公も付き合うって言ったにもかかわらず後になってからやっぱ好きでしたーみたいな。そして、彼女よりも先にセックスをした挙句、悲劇だけを日本に残し、主人公の童貞を奪ってヨーロッパへ逃走して行った。
それでも健気な雪菜は、主人公に近づこうとするが主人公はそれを拒否。すれ違いではなく一方的にシカト、さらに連絡もしないというクズっぷりを発揮する。その癖、新キャラのおっぱい(女子大生)や後輩やバイト先の上司にはガンガン近づき、どんどんものにしていく。都合の良い女をそばに起きたがり、都合が悪い女は追い出す。後輩が気まずくなった際には、おっぱいを使い後輩を近寄らないように仕向けるが、後輩との距離が縮まるとおっぱいを責め立て、後輩との距離を保つ。「誠死ね」を彷彿とさせる残酷非道なサイコパスである。しかし、画面前の俺にはどうすることも出来ない。残念だが雪菜を救えるのはお前しかいないのだ主人公よ。
このゲームは異常なまでに雪菜をなぶりものにする為、見ているこっちの精神が参ってしまう。大至急、サブヒロインをクリアして雪菜を救出しなければ。とにかく雪菜の笑顔が見れなければ俺の冬は終われない。ちゃんと幸せな雪菜を見れるか不安だったが、amazonレビューで俺同様の雪菜ファンが、「挫けそうな場面が何度もありますが諦めずにプレイしてください」と語っている。あぁ、挫けそうだ……。今も主人公に死ね死ね言い、モヤモヤしながらプレイしている。