俺の引越し物語 花粉症大襲撃

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何から手を付ければいいのか全く分からない。大量に滞積している荷物は、見ているだけで疲れる。そもそも整理整頓の出来ない俺に引越しは荷が重い。引越しだけにね。嫁に言われて右往左往するが、結局何からやりゃあいいのか見当もつかない。エープリールフールに引越しをしたが、これは嘘じゃない。これから住むこの家は、曾祖父が建立した家らしい。築50年、最後に住んでいた人は23年前。つまり23年間、ここに住んだ人間はいないという事だ。木造の戸建てで、まぁまぁ広い畑が付いている。最寄りの駐車場から100m位はなれていて、車は入れない。原付や自転車じゃなきゃ通れない細い道が続く。家の中は、7畳の部屋が3つ、小さな台所が1つ。ハッキリ言って若者が住む家ではない。近所も高齢者ばかりで、限界集落とまではいかないが、8割くらいは年寄りだ。俺みたいな奴が物好きと言われるんだろう。

祖母の弟にあたる叔父さんがやってきてガス屋さんを紹介してくれたり、扉の建付けや鍵の手配などをやってくれたおかげで、俺達はかなりスムーズに入居することが出来た。叔父さんは食べ物と飲物を差し入れし、作業をして帰って行った。動作が機敏過ぎる。しかし、俺は全く仕事にならずに苦しみ悶えていた。それはなぜか?いや、なぜかも糞もない。花粉だよ。マジで花粉だよ。それもそのはず、この家は杉の木に囲まれている。花粉のど真ん中に住んでいます。扁桃腺がデカいと医者に鼻で笑われる俺なので、鼻水+鼻づまり+目のかゆみ+くしゃみ+のどの痛み+口蓋の腫れ+頭痛という花粉症のフルコースで半死半生の状態だ。ちなみに、扁桃はアーモンドの日本語訳で、扁桃腺の形がアーモンドに似ている事から名付けられたらしい。腺は、主に分泌物を出したり溜めたりするものを言う。…らしい。叔父さんやガス屋さんは、引っ切り無しにドタバタと出入りを繰り返すもんだから花粉が部屋全体に充満し停滞する。俺は、身体の水分が無くなるんじゃないかと本気で思うほどくしゃみをし続ける。嫁がゴスロリファッションで決め込み、回転寿司へ行くと、隣に座っていたカップルの女が嫁をガン見していた。田舎の女には刺激が強すぎたのだろうか。それとも対照的に薄汚い俺との組み合わせに愕然としたのだろうか。近くに日帰り温泉があるので、嫁と2人で行く。

花粉症は治る事はない。花粉を部屋に入れない、ストレスを溜めない、運動をする、睡眠をとる。それが出来れば楽しく生きられることは百も承知で、公明正大にそれが出来ていれば、俺の人生ももっと有意義だったに違いない。花粉ワールドに自ら望んで住み、ストレスという名のオーラを全身にまといながら適当な睡眠しかとらない腐れ外道は、赤鼻のトナカイさんの如く鼻穴と鼻下を赤らめ、いつもみんなの笑い者になればいいのだ。あの歌だと、一見してトナカイさんが笑い者でちょっと可哀想な気もするが、「みんなの嫌われ者」「みんなの晒し者」「みんなの足手まとい」よりも「みんなの笑い者」の方がまだいいような気もする。ただ、石を投げられたりする「みんなの笑い者」とかだとまた状況は違うか。この日、テレビで「クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃」を偶然やっていた。興業収入22.8億ってマジかよ。過去最高らしい。ちなみに2位は、一番最初の映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」が22.2億。クレヨンしんちゃんはまた別の機会に語る事にしよう。

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