城の中のイギリス人/澁澤龍彦 ※エログロ注意

dscn9844

サブカル好きは勿論読んでいる奇書「城の中のイギリス人」です。原題は正確には「閉ざされた城の中で語るイギリス人」だそうだ。本作の初版では、表紙にスコットランド風のチェック模様が使われている。写真に写っているのは箱のカバーで、本書は中に入っている。定価2,400円。ちなみに、チラシが挟まっていた。

dscn9845

限定特装版200部のお知らせで、定価78,000円。一体どんな人が購入するのか想像もつかない…。2,400円でも十分豪華絢爛な感じはするんだけど…。しかし、世の中は広かった。ヤフオクで、限定特装版が売っていた。しかも、プレミア価格で12万超え。ちゃんと出回っているようで大変失礼いたしました。売れるのかはわからないが。

この作品は、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグというフランスの作家が書いた変態小説。彼は、昔のポルノグラフィのオブジェ、玩具、写真のコレクションを所有していた生粋の変態さんである。作中でも、恐らく所有しているであろうポルノオブジェが度々登場する。

物語としては、変態な主人公がさらに変態な友人の家(てか城)に行って、朝から晩までさまざまな女と悪趣味な変態プレイに耽る。常時エログロナンセンスな展開が続き、とにかく気持ち悪くなるwマルキ・ド・サドの「ソドム百二十日」が読めれば問題なく読破できると思う。友人の城にはエロい女と召使の黒人男が数人いるだけで、あとは誰もいない。女たちは、性欲バリバリで常に主人公と友人の男根(この言葉でしか言い表せないw)を求めている。なので、女が言い寄って来れば官能小説みたくなる。少し笑った表現が「私はすでにコンクリート・ドリルのように怒張していた」とかサラッと書いててウケた。この変態な友人は、うんこを食べるときに必ず「フランス万歳!」と言うww

「吾輩、糞を食う時には、まずフランスのために乾杯するのを欠かしたことがない。フランス万歳!」

鳥肌実が言いそうな狂ったセリフだが、こんなのが延々に続くw食事の際には、卑猥な形の料理が並ぶ。ち●この形をした氷を女性の肛門に突っ込んだり、少女と蛸を交わらせたり、犬に犯させたりとやりたい放題。将軍の包皮をちょん切って、顔面殴打で歯をへし折って、ち●こを舐めさせ(将軍は男です)顔面を割れたガラスでぐちゃぐちゃに潰す。親子をさらってきて、母親の目の前で子供の顔をそぎ落とし、身体を切り刻み、ブン投げた後の台詞が「たっぷり食ってくれ、蟹さんよ!」という外道っぷり!!その後、母親も犯す!!まさに鬼畜の所業です。そんな、吐きそうな内容が最初から最後までたっぷり詰まった1冊、それでも読むなら私は止めないww

本文中に出てくる固有名詞について、澁澤龍彦先生の説明がある。

城のある土地の名前ガムユーシュ(Gamehuche)は、ガマユーシュと書いて動詞もなり、「舌で男女の性器を刺激する行為」をさすらしい。

主人公の名前モンキュMontculには「臀の山」 ※臀=お尻

女郎のヴァルムドレック(Warmdreck)は、ドイツ語で「温かい糞」と言う意味らしいww