新世紀エヴァンゲリオンの登場
話の論点が思いきりずれたので続いてしまった。まぁ、夕方にやっていたようなアニメこそが本来の子供向けアニメなんだと言いたいわけだ。そんなモヤモヤした中に出てきたのが、『新世紀エヴァンゲリオン』なわけだ。ちょうど中学時代。多感なこの時期にエヴァンゲリオンと映画バトルロワイアル(邦画)が流行っていた。もちろん、俺はどっちも見た。そしてこのざまだ。ろくな大人にならなかった。
庵野秀明監督がエヴァンゲリオンの作中で大人のアニメの残虐性の限りを尽くしたため、その後のアニメが大変なことになってしまった。グロテスク、性的な描写、過激な演出が大量に盛り込まれ、これが大ヒットしてしまい、18歳未満でも鑑賞できてしまう。俺も馬鹿なので「うひょー最高!!もっと過激なアニメが見たいぜ!!」とエヴァもバトロワも大歓迎だったわけだが、当時の世間の目は微妙だった。そして、今にして思えばそれは正しい反応だったと思う。
エヴァ以降のアニメの過激化
エヴァの時にはとっくに遅かったのかもしれないが、エヴァ以降のアニメは過激を売りにしすぎた。しかも、レンタルじゃなくても見れてしまう。エヴァの影響を受けた人間が「エヴァみたいな過激な演出OK!!」と勘違いしてしまい、ひぐらしのなく頃に、エルフェンリート、魔法少女まどかマギカ、サイコパスといった過激でグロテスクなアニメをガンガン制作してしまった。
俺も大好きだ。傑作だと思う。しかし、小中学生に見せていいのかどうかと言われると即答は出来ない。ていうかNOだ。小中学生は、善悪の区別が曖昧だ。社会のルールをまだ知らない。実際に某アニメの真似をして親を殺害した子供もいた。あれは確実にアニメの影響だろう。ある程度の年齢制限をしっかり付けて、未成年は見れないような取り組みをしないと子供たちの心にトラウマを与えることになりかねない。
大人のアニメは子供に見せない方が良い
残虐的な内容や過激な暴力、性的表現の先に正しさや正義や真実があったとしても、それを見た未成年の少年少女には過激なシーンしか脳裏に焼き付いていないと思う。子供を狂わせているのは完全に大人が好き勝手に作ってぶん投げたアニメの影響だ。PTSDになってもおかしくないレベルだ。子供にはキテレツ大百科やセーラームーン見せときゃいいんだよ。でも中学高校は難しいよな。何も出来ないのに何かを欲しがる時代だから、どうにもならない。