映画鑑賞11 パルプ・フィクション
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parupuhuxikusixyon1邦画が一番好きだった時代があった。とにかく日本映画が一番。洋画は、派手に爆発させて、何人も吹き飛ばして殺して、カッコいい台詞を吐き捨てて、血を流してドラッグやってSEXをする。勢いだけで、中身がないペラペラの物語、それがダサくて嫌いだった。こんなダサい映画ばっかりの洋画なんか見てられないと当時は思っていた。金だけ使って派手な爆発と戦闘があればなんでいいのか?日本映画のような、しっかりと練られたストーリーに複雑な人間関係、裏工作、驚きの展開、これこそが映画だ…。

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「パルプ・フィクション」は、とってもベタな映画だ。ハッキリ言ってダサい。ダサすぎる。しかし、この映画の良さはここにある。このダサいが最高にクールなのだ。超クール。ダサい=カッコいい。出てくる全てのキャラがダサいんだけど魅力的。よく考えてみると、カッコいい主人公がカッコよく戦う映画はイマイチな気がしないでもない。イケメン俳優や大人気女優が、貧乏臭い役や可哀想な役をしていると何だか嫌味に感じる。

「お前みたいに身長が高くてイケメンな奴が貧乏で虐められるわけがない」

と思うこともしばしばある。イケメン過ぎない「ややイケメン」が、最高にかっこ良く台詞を吐き捨て、クールに殺し、クールに戦う。個性豊かなキャラが大暴れ!!これぞアメリカ映画!!日本人が言えば臭い台詞も、彼らが言えば愛の囁き。ドキドキさせるんじゃねぇ!!

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この映画は、映画途中で死んだキャラが後半で生きていたり、劇中でのイベントがシャッフルされている。実際の映画での流れと、時系列が異なっているので、チャプターごとに見れば正しい順番で見る事が出来る。これには他の映画にはない面白さを感じた。映画中毒のタランティーノ監督の遊び心が満載!!煙草とか財布とかポスターとかいちいち細かい部分がこってて面白い。BAD MOTHER FUCKER WALLETという革財布を、ジュールスって黒人が映画で使ってるんだけど、これは実際にオーダーで作ってもらえる➡ビンセントベガHP

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アクションは「キル・ビル」も最高だけど「パルプ・フィクション」も素晴らしい。日本好きの監督なので、「キル・ビル」同様に「パルプ・フィクション」でも日本刀が登場する。アクション映画ではないので「キル・ビル」ほどのアクションはないが、ホモに監禁されるシーンは結構怖い。

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それぞれのキャラにドラマがあり、それぞれのキャラが主人公になっているので、いろんな視点で物語を感じる事が出来る。あと、どうでもいい話だけどブルース・ウィルス演じるブッチ(声:山寺宏一)の彼女のファビアンは、日本語吹き替え版だと「ひぐらしのなく頃に」の鷹野さんの声をしている伊藤美紀が吹き替えをしている。セクシーボイスの伊藤さんだが、本作では頭の悪い女の子を演じてる。

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