海外のホラー物は初めて見た。というと国内のホラーをメチャメチャ見ているかのように聞こえるだろうが、そういうわけでもない。ある程度有名どころは抑えているけど、あまりマニアックじゃない。あんまり知ったような事を抜かすのは、ガチの方に申し訳ないのでザッと作品名だけ上げると「女優霊」「リング2」「リング0~バースデイ~」「らせん」「呪怨」「呪怨2」。そもそもホラーってジャンルは何なんだろう。amazonの「日本映画→ホラー」のランキングを見るとデスノートやひぐらしのなく頃にが入っている。あれはホラーなのか?もう出ちゃってるけど下の「呪怨」の伊東美咲の部分がとにかく怖かった。これの前も怖いけど。なんとなくドアの前にお兄ちゃんが立っていて、安心してドアを開けると誰もいないとか…。
「エクソシスト」は、言わずと知れた有名なホラー作品で、知名度も圧倒的で知らない者はまずいない。一時期は、階段を異様な姿でバタバタ降りるシーンや派手に上下するベッドが話題になった。1974年に日本で上映されたらしいが、俺はまだ生まれていない。生まれる前に上映され、今もなお語り継がれる「エクソシスト」は名作と言わざるを得ない。
ストーリー的には、江戸川乱歩や夢野久作のような怪奇小説に近いように思える。狐憑き、魑魅魍魎、霊魂みたいな物で、呪いのジャンルでいえば貞子などには近いかも知れない。怖いかと言われれば怖くはなかった。ここが海外と日本人の感性の違い、個人的な感性かもしれないが、化け物や妖怪がドバァと出てくるよりは「洗面所で顔を洗っていて、顔を上げたら音もなく後ろに幽霊が立っている」の方が俺ははるかに怖い。エクソシストの場合は、怖いよりも気持ち悪かった。妙にリアリティのある液体や不気味な傷跡が気持ち悪い。しかし、1974年の技術でのクオリティで考えれば凄い。演出が神懸っている。逆にモノクロ映画にした方が怖いような気がする。あと悪魔がテッド並みに下品で口が悪くて笑ってしまった。
どうでもよい話だが、日本語吹き替えと日本語字幕の設定にしたが最初の数分は全く吹き替えになっていなくて焦った。異国の言葉で話していた為に吹き替えじゃなかったようで、主要人物が現れてからは日本語訳+日本語字幕が出た。壊れたかと思ったわ。