「天より下にありし者 交通誘導員 21日目 灼熱地獄」以降、久しぶりに会う爽やかFさん。愛想のよい雰囲気の裏には、どんな精神があるのか?そんな嫌な事を考える俺なんです。天候は超絶糞大豪雨。いつもの調子で何も言わず難易度高めの方へ行こうとするとFさんが驚く。いつでもキツイ方は自分が請け負っているので、逆にびっくり。
9時と13時に大型重機が見通し最悪の場所で出入りする。俺はそっちに立つ。9時は何とかかんとか出入りで出来た。しかし、9時から13時までは暇。なんだこの地獄。大豪雨の中をやる事もなく立ち尽くす。新しい拷問かな?現場の人も大して歩いていないので休憩を長めに取ったりして楽していた。本当にちょっとだけだからな‼‼‼そして、小休憩でふと思った。
『あれ?13時の出入りってヤバくないか?』
見通しの悪い場所は、某大会社の出入り口でもあり、昼休憩が終わるとガンガン作業員がやってくる。13時だとどう考えてもぶつかる。さっきは余裕のある時間帯だからまだ一人で出し入れできたが午後は2人じゃねーとヤバい。俺は現場担当者に電話して、午後の出入りだけ2人でやらせて欲しいと説明。承諾を貰い、Fさんに来てもらう。スゲー迷ったみたいだけど何とかFさん駐車場に到着。「お昼なのにごめんね。何かおごるよ!」何て言うもんだから「いやいや大丈夫です」と返答する。
俺がいつも立っている場所へ一緒に行くとFさんは驚愕。「いやーこれは大変だわ」「この場所は部長でも社長でも無理だわ」「間違いなく全部の現場で一番難しいです」と酷評…というか俺、入りたての頃からこの場所で育ってるんですが…。
Fさんが言うには、本来資格持ってる人でも難しいし、1人でやるような場所でもないらしい。やっぱり難しいのか。そんな気はしていたが、まさか一番難しいとわ。もしかして、この会社で一番誘導がうまいのって俺なんじゃ‼‼‼‼って言うのはいくら何でも調子に乗り過ぎだなwwwFさんが会社の担当者に連絡してくれたみたいだけど、人数的な面でも難しいし、この現場に来たがる人もいないんだもんな。現実は甘くないぜ?
現場担当者「○○さん(会社の担当者)には、めだまさんを常駐にして下さいってお願いしているんです。正直、めだまさんがお休みになって使えない人が2人来ても困るんですよ」
なるほど。確かにジジイ2人だったら全然いる意味ないもんね。とりあえず、俺が前もって現場担当者に休みの日を教えるってことで話は落ち着いた。ん?落ち着いた?何がだ?ちょっと疲れて頭が働かない。どんな文章打ってるかよくわからん。寝るわ。