キングオブコント2018 感想

キングオブコントを見ていると芸人って物凄い数いるんだなぁと改めて感じる。今はM-1グランプリの1回戦をやっているが、プロとアマチュアを混ぜたら本当にすごい数になる。芸人には資格や面接はないから

「俺、今から芸人」

と言えばその瞬間芸人になれる。しかし、売れるには一握りの運と実力が必要になる。まぁ面白くなくてもラッキーで売れたり、ネタが面白くなくてもトークやバラエティ受けがよくて売れたりもするので、面白いネタが書ける芸人が売れるというわけでもない。

普段はお笑い番組を常にチェックしている俺だが、なぜか今回すっかり忘れていて、番組が始まる10分前にTwitterで知った。キングオブコントの公式サイトを見ていると芸歴は関係ないようで芸歴25年のベテラン2丁拳銃の名前もあった。準決勝進出者の名前が一覧になっていて、じっと見つめると大半がテレビで見たことのないコンビやトリオばかりだった。そして、有名なところもちらほら。ネタの内容には出来るだけ触れず、個人的な感想だけを発表する。

1組目 やさしいズ

2014~2017年まで準決勝で敗退していて今回初の決勝戦進出。エンタの神様で一度ネタを見た記憶がある。DQNの父親と子供の会話で、父親が「幸せぇ~」みたいなことをいうネタだったと思う。普段あまり芸人のネタを笑わない嫁が面白いと笑っていたので覚えている。今回のネタもまずまず面白かったが、トップバッターということもありガチガチに緊張しているようだった。あとは会場がまだ盛り上がってない感じがあったのも可哀想だった。嫁は結構笑っていた。あと、松ちゃんが気に入って最後までコンビ名を連呼していた。よかったなぁ。

2組目 マヂカルラブリー

個人的にはやっぱり大好きなんだけど今回もM-1同様に審査員には伝わらなかった。バタフライエフェクトやシュタインズゲート、君の名は。のようなアニメや映画でお馴染みのループをネタにした異色のコントだった。いつものマヂカルラブリーらしいキ●ガイじみた狂気のネタを待っていたが、今回はだいぶ控えめだった気がする。やはり決勝戦だからだろうか?敗退が決まった瞬間に服を脱ぎ「負けマッチョ」と決めポーズをして村上が「もういいです」みたいなことを呆れ顔で言っていたのが一番面白かった。

3組目 ハナコ

初めて見た。想像を超えたコントで目が覚めた。衝撃的で目が離せず、その世界観にどっぷりと浸かってしまった。ハナコのネタを見た時点で、最初の2組のネタが飛ぶ。冗談じゃなく本当に。誰かが思いつきそうで、おそらく誰もやってこなかったようなネタだった。犬の演技というより犬そのものだった。そして、トリオではお馴染みの「3人目いらないんじゃない?」という演出だが、この3人目は絶対に必要だ。要らないという必要性がハナコの武器かもしれない。

4組目 さらば青春の光

コントも漫才も、お笑いの大会は常に常連のコンビだが、色々ないざこざもあり、なかなか進出して来ない。実力はもちろん折り紙つきで、松ちゃんも評価しているが、いつも優勝を逃している。今回のネタも新しくて面白かったが、ハナコの後という順番が結構悪かった気がする。点数も高めだったが、今一つずば抜けなかった。本人たちはもうキングオブコントは出ないと言っている。んー残念だ。

5組目 だーりんず

駅前の駐輪場の機械のメンテナンスの仕事をしていたバイト同士で組んだコンビ。小田りんすさん個人での芸歴は17年、コンビとしてはまだ7年とのこと。草刈正雄や川崎麻世のような渋いイケメン俳優顔だが、頭が剥げていて非常に苦労が伺える。居酒屋のコントをしていたが、勢いが若干なく、松ちゃんが言うようにテンポもあまり良くなかった。やっぱり緊張してるのかなぁ。

6組目 チョコレートプラネット

最高に笑った。キングオブコント史上一番爆笑したかもしれない。超面白かった。最初の数秒からネタが終わるまでずっと面白くてずっと笑い続けた。コントの歴史の中でもトップクラスに面白いと言ってもいい。それくらい楽しかった。ネタ自体は簡潔で分かりやすく、どちらかと言えば単純なんだけど面白い。同じことを繰り返してるだけなんだけど上手に作られている。涙流して笑ったもんなぁ。いや、マジで面白かったわ。

7組目 GAG

旧トリオ名はGAG少年楽団で現在はGAG(ジーエージー)。芸歴は12年。どことなく古い感じのコントが特徴的であまり好きな芸人さんではなかった。しかし、今回のネタは味があってよかった。「行け!稲中卓球部」のような典型的なギャグ漫画を演劇にしたような感じで、コミカルな動きが面白い。そして、なぜかボケしかいないwwネタ作り+大ボケ担当の福井俊太郎が、ボケ混じりの突っ込みをするんだが、これが特徴的で変わっていて凄く面白い。『静かすぎて空調の音が爆音で聞こえる』というツッコミは、会場ではいまいちだったが、俺は爆笑して聞いていた。ネタの最後で福井が言った一言が『なんかいいなぁ』と思った。ちなみに宮戸の女装可愛かったww

8組目 わらふぢなるお

面白い。こんな奴いるわぁ~と身近な誰かを思い出すようなイラっとくる店員をボケが演じ、それを的確に突っ込む。このコンビはツッコミが良い気がする。ツッコミの口笛なるおは、ドランクドラゴンの塚地、我が家の杉山を連想させる典型的な『お笑い芸人らしいおデブちゃん』である。このいい感じのおデブちゃんのいい感じのツッコミがコンビの良さを引き立てている気がする。口笛なるおは、サンドウィッチマンの伊達が名付け親で、もう一つの候補は『汚物』だったらしい。名前が汚物ってwww

9組目 ロビンフット

芸歴18年でこんなにくすぶってるコンビがいることに驚いた。もったいない。やや売れの芸人は席をどいてくれ‼コントなんだけど漫才ようなネタだった。漫才で行けば決勝レベル。昔の漫才師がやるようなネタだった。笑点をやる前の前座っぽい、どちらかと言えば大人向けのネタ作りであり、笑いだった。バイきんぐと同期らしいが、ネタの構成が凄くよくできていたと思う。ネタの作りこみで言ったら10組の中で一番だったと思う。もう一ネタ見たかったなぁ。

10組目 THE GEESE

久しぶりに見た。要潤っぽい人だw目の付け所が他の芸人と違う。今回も嫁と「よくこういうネタを考えるよね」とお笑い以前に凄く感心した。ラストが若干の下ネタと急に粗いオチだったのが勿体ない気がしたが、全体を通したらドラマのようで面白かった。台本は良かったけどもっと細かい笑いがあればもっと点数が高かったような気がする。

最終決戦

ハナコ、チョコレートプラネット、わらふぢなるおの3組が決勝に残った。個人的には、わらふぢなるおが一番面白かった。ハナコとチョコプラは、1回戦のネタのほうが面白かった。嫁はハナコが面白いと言っていたが、俺はそれほどでもなかった。ただ他の2組と比べると勢いもあったし、想像できない展開が意外だった。しかし、何が面白いのかがよくわからなかった。

わらふぢなるおは、ちゃんと2回戦目で決めるつもりだったようだ。俺はすごく好き。なんとなくマヂカルラブリーがやりそうな若干クレージーな感じが凄く面白かった。もっと長くやってもいいと思わせる。チョコプラは物足りない。1回戦での期待が高まりすぎたのも原因だと思うが、勢いがなく、少しわかりづらいネタだった。ネタ順が逆ならどうかとも思ったが、逆だったら2回戦には行けなかったかもしれない。

まとめ

今までキングオブコントを見てきて今回が一番面白かったような気がする。ジャルジャル、しずる、ジャングルポケットとかは正直もういいんじゃないかと思っていた。今回3組とも決勝にはいかなかったが、エンタの神様やレッドカーペットで十分見ている。なので今回は新顔ばかりでとても新鮮で面白かった。どのネタも印象に残ったし、何よりテレビで無名の芸人のネタが見れて純粋に楽しかった。