過去様々な仕事を経験する中で俺が学んだのは、会社は仲間を作る場所ではないということだ。会社という組織は友達を作る場所ではなく、あくまで金を稼ぐ場所なので、仕事さえしていればいい。特にアルバイトに至っては、責任感まで背負ってられない。残業代が出ないなら帰ればいいし、規則にない仕事は断ればいい、それでもやれと言うなら辞めてもいい。
「やってあげなきゃかわいそう」「言われたことはなんでもやらなきゃ」
そんな考えは不要だ。もちろん勤務時間中は出来るだけ親身になって仕事をするべきだし、明るく元気に前向きに対応する必要がある。しかし、どこまでが自分の仕事なのかをちゃんと理解しないと逆に迷惑をかけることになる。分かりやすい例は、前回記事(下記参照)で書いたので省略する。
天より下にありし者 交通誘導員 17日目 奥さん、仕事には断る力も必要なんですって
天より下にありし者 交通誘導員 56、57日目 仕事が出来ない奴は、頼まれてもいない仕事をやりたがる
少し前に「嫌われる勇気」という本が発売された。俺はちゃんと読んでいないが、タイトルだけで十分だ。内容はどうでもいい。会社でも学校でも人は嫌われたくない。声をかけて欲しいし、仲間に入れてもらいたい。俺もそんな時期があって悩んだこともあったが、無駄な悩みだと思った。
興味もない人間や好きでもない人間の輪に入ることが苦痛で仕方がなかったのだ。面白くない話をわざと面白がったり、一緒にいても楽しくない相手に気を遣って会話を提供するのがとにかく疲れる。仕事じゃないのに何のためにやってるんだろうと思った。他にも色々と理由はあるが、それは後々話すことにする。
そういうタイプの人間になると嫌われたくないので相手に丸め込まれたり、余計な仕事や面倒ごとを押し付けてくる。簡単に言えば洗脳、操作してくるのだ。仲間だと思って近づくとグループから抜け出せなくなり、非常に面倒な想いをする。好きでもない奴と人間関係を築くくらいなら相手に嫌われた方がずっと楽に日々を過ごすことが出来る。集団が良いというのは、まやかしなので気を付けた方がいい。本当に仲良くなれる人間が要れば仲間になればいいが、いないなら1人で十分だと思う。