ミニファミコンが手に入らない。11日に発売され、13日に近くの家電量販店やゲーム屋に行ってみるが在庫なし。完全に売り切れ。19日だかに再入荷されるが、行った時には完売。オープン30分でもうないのか…。しかし、ミニファミコンは完全に大人が欲しがってる。今時の子供達は欲しがらないだろう。ガキ相手の商品は、売り切れても案外手に入れる方法はある。しかし、大人対象の物は一度入手困難になると簡単には手に入らない。メルカリ、ヤフオク、駿河屋、ネットオフ等を見てみると相場は1万円~1万3,000円。定価6,000円くらいのヤツが随分お高くなったもんだ。ネットでは、買い損ねた情報弱者諸君が「低能の糞転売ヤー」とまとめ買いをしたバイヤーを罵っていた。まぁ、転売できるのも今のうちですから。
俺の嫁は、結構ファミコンゲームをやっていたらしく、収録されているゲームも何個かやっているようだった。俺は、ファミコンは友人からドラクエⅣをやる為に少し借りていただけで、ミニファミコンに入っているゲームは全部やったことがない。今回、欲しいと思ったのは「星のカービィ 夢の泉の物語」がやりたいからだ。ゲームボーイやスーファミでもカービィばっかりやっていた俺だったが、当時は自由にお金が使えないのでファミコン本体は買えなかった。しかし、夢の泉の物語がやりたい。仕方なく俺は、持っていない「星のカービィ 夢の泉の物語」の攻略本だけを購入した。やれもしないステージを眺めて、戦いもしないキャラクターを眺めて、今思えば何をしたかったのか…。「カービィ全百科」も本がボロボロになって、セロテープで繋ぎ止めるほどだったけど、ピンクの丸い奴の何を知りたかったんだ。あとミニCDの付いた本が今も実家にある。「カービィの夢うらない」ってのもあった。もうカービィだったら何でもよかったんだな。
このブログを書いている間、まどマギの映画を鑑賞した。最後のエンドロールでKalafinaの「君の銀の庭」が流れる瞬間、俺は心臓をギュッと握られたような気持になる。ちょうど、映画をやっていた頃に「君の銀の庭」が凄く好きで携帯の着信にしていた。しかし、当時ブラック企業に勤めていた俺は引っ切り無しに上司からの電話がかかっていた。毎回、上司から電話が来る度に震え上がっていた俺は、大好きだった「君の銀の庭」を地獄の着信音としか思わなくなった。今聞いても心臓が痛くなる。