2016年6月3日 知ってる天井、鳴る電話
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二度寝の癖がどうにも治せないでいる。五時半から六時の間に目が覚めているんだけど、パソコンを少しいじると眠くなり、結局そこから一時間から二時間寝てしまう。最初の寝起きはだるいが、二回目の寝起きは更にだるい。一度起きてから、ボーっとしていると近所のおばさんがやってくる。来週は、俺達がゴミ捨て当番らしい。頭が働かないうちにおばさんが話しかけてくる。全然会話が頭に入らない。何となく理解したのは、とにかく来週は俺達が当番で、ゴミ捨ての日は四回あり、その前に何曜日にゴミ捨てなのかを確認する事、鍵は明日持ってくるとの事だった。俺は「ハイハイ、わかりました」とてきとうに相槌を打ってにこやかに見送り、席に着いたがよく分からない。結局、当番の人は何をするのか?どこのゴミ捨て場なのか?当番が終わったらどうすればいいのか?等々の必要な項目が全く理解できていない内に帰してしまった。まぁ、どうせ明日も来てくれるしいいだろ。

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今日は色々と連絡が来る日だった。仙台のお客さんから、工事の話があったのだが別の業者に決まってしまったらしい。お客さんは、俺の会社名を使った上で、自分とその他の仲間2名で解体工事をしたいと言っていた。俺は、会社の名前貸しとリースと事務だけやればいいとの事だった。しかし、最悪お客さん3人が工事で失敗をしたり、うまく解体できなかった場合の責任は全て俺に圧し掛かってくる。工事内容もよく分からないでベラベラしゃべってるような口ぶりだったので大分怪しい。俺は、不動産の時に色々とお世話になった業者に全てを任せて、お客さんは紹介料、俺は仲介料を貰おうと考えていた。その矢先に、決まったという事でお客さんはガッカリしていたが、今住んでいる場所から現場まで行くのに3時間近くかかるので、話を聞いた当初からあまり期待はしていなかったので、逆にスッキリした。このお客さんはいい加減だったり適当だったりするが憎めなくて、いつも話を聞いてしまう。奥さんが卓球のラケットを売りたいと言うが、何を基準に買取すればいいのやら…。

見知らぬ番号から電話がかかってきていたので、ネットで調べてみる。見慣れない番号で検索しても何も出て来ない。検索している間に、留守番電話が作動していた。他県の郵便局だった。面倒な電話じゃなかったので、折り返し電話をすると、郵便局留めで送られてきたレターパックに「○○郵便局留め」という記載がないが誤りではないか?という内容だった。随分細かいなぁとは思ったが、確かに書かなかった。荷物を発送後に気がついたが、まさか連絡が来るほどの内容だとは思わなかった。母親からLINEも来た。新聞記事の画像が添付されており、親父と同姓同名同い年の男性が小学生をはねたという内容だった。何度も確認したが、親父ではないらしい。しかし、意識不明の重体なので笑えない。どこにでもいる名前でもない上に年齢まで同じだと確かに驚くだろう。ついでに送られてきた飼い猫トラの画像は、猫の癖にとても貫禄があり、まるで勝新太郎を思わせるような威風堂々とした写真であった。

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昼にちゃんと飯を喰らい、睡眠もまずまずとる。しかし、まだ酔っているのかパソコンの画面を見ていて違和感を覚えた。じーっと画面を見ていると画面全体が動いて見える。嫁が、通路で作業している。その姿が、全裸に見えて思わず「何やってんだよ」と笑う。しかし、よくよく見ると嫁は服を着ている。何だか危ういな俺。家の中でずっと作業しているのが悪いに違いないと思い。嫁に続いて竹伐り作業に出陣する。二人で力を合わせたかいもあり、無事に竹をある程度納得するところまで処分し終えた。昨日は、そこらへんに生えていた筍を拾ってきて刺身で食べたがなかなか美味しかった。あんなに竹伐ったのに、写真だと全然伝わらないなぁ。一段目に伐採したヤツを二段目にぶん投げたから、二段目が切れなくなる悲劇。枯れ果てたらまたやるしかないな。

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