映画鑑賞10 小間使の日記
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komadukai1とにかくセクシーなジャンヌ・モロー扮するセレスティーヌが超絶ワガママな変人だらけの家で小間使いとして働く。人間の温もりも無く、お涙一滴も流れない人間ドラマだが、当時の痛烈なブルジョワ批判とファシズムをブニュエル監督が皮肉たっぷりに描いている。アンダルシアの犬を見て、ついついブニュエル監督の他の作品が気になり購入してしまった。本当はアマゾンでバカでかいDVD-BOXが買いたいんだが、3万とか馬鹿みたいに高いので買っていない。ただでさえ金がないし、買っては売ってを繰り返しているのに、他国の縁も所縁もないぶっ飛んだ監督の百科事典みたいに分厚いBOXを買っても仕方ない。

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「小間使の日記」を鑑賞して最初に思った感想は、ジャンヌ・モローがエロ…可愛いってとこだな。本当に外国のお人形さんがメイド服を着ている感じ。可愛いんだけど、キリッとした目元、芯の強いキャラクターがまた魅力的である。凄い昔の映画なので、もう死んだだろうな(糞失礼)と思っていたがまたご存命です。2012年には映画にも出ていて、現在88歳だそうだ。

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もともとは小説が原作らしい、映画しか見ていないが小説の方がリアリティーがあって内容もさらにエグイようだ。小間使として雇われた家には、気難しい奥様、誰とでもやりたがる旦那様、靴フェチの老主人、ずる賢い下男という最悪な家。雇われて早々、奥様にあれこれ小言を言われ、女好きの旦那がしつこく言い寄ってくるのをあしらい、老主人の性癖に付き合わされる。超美女として描かれているセレスティーヌは、登場する全男性に言い寄られる。

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靴フェチの老主人の話が個人的には結構好き。老主人は、家の中では威厳のある老人となっているが、実は大量のブーツを内緒でコレクションしている。ブーツのコレクションを女性の足に履かせては、丹念に磨き上げて暮らしている。老主人は、セレスティーヌにコレクションのブーツを履かせ、部屋を歩かせる。踏まれたい、舐めたい、蹴られたいではなく、歩いている様子を眺めたいというのは何だか不思議な感じがする。映画では、老主人はセレスティーヌが履いた靴で性交したまま死んでいるのを発見される。映画の中では、そのシーンがさっと流れるが、小説だとより熱狂的なブーツ信者だと確信できる内容となっている。下記がその文面。

旦那様は、私のブーツの片方を噛んでいらっしゃいました。あまりにきつく噛んでいたので、いろいろどんなに試してもだめで、終いには剃刀で革を切ってようやく外したのです。

金持ちや会社の社長はマニアックな性癖があると聞くが、ブルジョアのような上流階級の人間たちは、「ソドムの市」のように異常な性癖を持っていたのかもしれない。あと個人的に子役の女の子が凄く可愛くて好き。強姦されて死んじゃうけど(´;ω;`)

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