天より下にありし者 交通誘導員 587日目 困惑する報告書
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6月7日~11日にかけて記事がないのは体調がムチャクチャ悪かったからで、メモ帳にも何も記されていない。特に記述することもないのに必死こいて文章を考えるだけ無駄なので思い切って省いた。なんとなく大まかに言うなら暑かったり涼しかったりの繰り返しで、熱中症になるほどのレベルではないが、何となく怠かったり、例のドキドキだったり、首筋がメチャクチャ凝って激しい頭痛に襲われたりとか、まあそんな感じの日々だった。

最近入った元請けの新入社員Kさんが、作業員さんの周囲で色々写真を撮ったりなんだりしていた。忙しそうだなぁ~と見ていると、「なんか気が付いたら誰もいないんですけど」と言っていて笑った。周囲を見ると5、6人はいた作業員が誰もいない。後で詰所で荷下ろしをしていると聞いた。そりゃ焦るよね。

仕事が終わると警備報告書という紙に元請けからサインをもらわなくてはならない。その報告書が残りわずかなので、送って欲しいと担当者にLINEを送った。その日のうちに返事があって、数日後に報告書を送る時に使う封筒が札束のようにおくられてきた。おいおい、これじゃねーよってわけで違う担当の人に連絡をし、送ってもらうことになった。月曜日の朝、まあこの日の朝、そんな感じで報告書を待ってるんですよ~とMさんに軽く愚痴ったら、何を思ったのかいきなり電話をかけだし、

Mさん「あーMですけども、報告書がないので至急送れと、めだまさんが言っています」

と言って電話を切ってしまった。まるで俺がぶちギレてるみたいな電話で困ってしまった。午後になり、担当者が車でやってきて報告書をくれた。「めだまさんが怒ってなくて良かったです」と言っていた。完全に勘違いしてるわ。俺は何度も全然怒ってないですと説明をした。他にも警笛の紐、冷却スプレー、差し入れの凍ったカルピスウォーターを貰う。死亡説の出ていたジジイガードマン(76歳)は死んでいなかったらしく、連絡はとれたがろくに出勤もしないのでクビになったそうだ。なるほどねぇ。ちなみに家に帰ると別の担当者にお願いしていた報告書と封筒が届いていて、俺は大量の報告書と封筒を手にしたのだった。こんなにはいらない。

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