大正15年に公開された日本映画で、白黒のサイレント映画。YOUTUBEでタダで全部見れる。原作は川端康成。時間は1時間くらい。裏筋…いや、あらすじは下記
元船員の老いた男は、自分の虐待のせいで精神に異常をきたした妻を見守るために、妻が入院している精神病院に小間使いとして働いている。ある日、男の娘が結婚の報告を母にするため病院を訪れ、父親が小間使いをしていることを知る。娘は自分の母が狂人であることを恋人に悟られないよう懸念している。娘の結婚を知った男は、縁日の福引きで一等賞の箪笥を引き当てる幻想を見る。男は妻を病院から逃がそうとするが、錯乱した男は病院の医師や狂人を殺す幻想を見る。今度は、男は狂人の顔に次々と能面を被せていく幻想を見る。
出典元:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典
まあ、精神病院が舞台何だけど、そりゃソフト化できるわけないよな~と感じる作品である。狂人の演技をしている人たちがガチで熱演しているから、集団で叫んだㇼしている姿を見ると狂気を感じる。医者も怖い。狂人側の視点で見るシーンもあり、それが恐怖をより感じさせていた。
元々は字幕付きで公開する予定だったらしいが、映像技術を優先して見て欲しいために敢えて字幕なしにしたそうだ。日本版のカリガリ博士と言った感じ。リアルな狂人の描写がトラウマになるような映画。精神的に不安的な人にはオススメできないとか言いつつ心療内科に通っている俺。狂人1人1人に仮面をかぶせていく場面は衝撃。狂人と医者がもみくちゃになる時の激しいドラムがカッコいい。あと踊り子の狂人お姉さんがメッチャ美人だから、それは見て欲しい。