『2020年6月5日 出かける途中で車が故障→廃車で、その日のうちに車を購入する地獄みたいな話②』の続き。タクシーの運転手さんは、こんなウンザリする非常事態にもかかわらずオシャベリで、最初は困惑したものの、だんだん俺も落ち着きを取り戻し、嫁としゃべっていた。
「まあ、事故にならなかったと考えて前向きに行きましょう」
とポジティブなことを言ってくれたので精神的に支えられる。でも、確かに豪雨で危険を感じて車を避けていなければ追突事故で死んでいたかもしれない。そう考えると故障で済んだのは不幸中の幸いだったかもしれない。ア糞のクソ対応で大事故だったら目も当てられない。
俺はエッセが限界だったんじゃないかと思い始めた。そもそも3日前のタイヤパンクの時点で「もう限界だ。乗るのはやめておけ」という合図だったのかもしれない。それでもなおタイヤを交換して乗り続けたので、ついに悪魔様(俺は神様は信じてない)が強制ストップをかけたんだろう。両親からもらった『実沢 熊野神社』のステッカーを貼ったのが2日前。熊野神社が「はあ?もう乗れねーから、こっちで引き取るからコレにはのるんじゃねえ」ということだったのかもしれない。
コバックに到着、タクシーは約15,000円だった。運転手さんが憐れんで「じゃあいいよ」と1,000円札を返そうとしてきたが、俺と嫁が「いいですいいです」と断った。ここまで運転してもらってサービスなんか不要だ。どうせ全部ア糞が負担するんだったら無駄に30キロくらいグルグル走ってもらえばよかった。最後まで励まされた。いい運転手さんだったなぁ。
その数分後にロードサービスの車が到着した。54キロだった。ア糞は35キロは無料なので19キロ、13,300円が実費となった。FUCKだな。コバックだと500キロは無料らしいよ……はは。ロードサービスの車が去ってからア糞から電話がかかってきて「もうそろそろ着く」だって。もうとっくに着いてるよ、バーカ。
結果から言うと劣化が原因だったようだ。電気系統の劣化でシフトレバーがおかしくなったらしい。整備士さんに裏側を見せてもらったがボロボロに錆びついていた。今回の場所は2万円くらいで直せるらしいが、全体的に劣化しているので他の場所も壊れる可能性はある。来週の車検で問題がなかったとしても、その後2年間問題なく乗れる保証はない。
俺たちは新しい車の購入を検討することにした。もちろん保険もコバックで入る。俺は紫や黒の車がよかったが、水色のROOX(ルークス)になった。すごく安く、目玉商品だったらしい。少し傷があったが、それにしても安かった。毎月13,000円くらいで、6年で完済。無理ではない。4時間前の俺はマクドナルド食べて帰るだけだったのに、まさか車を買い替えることになるなんてな。それにしてもちょうどいい車はあったし、車検前だったし、本当に助かった。運がよかったかもしれない。ローンの手続きをし、エッセの廃車も進めた。11万キロは走行したし、もう十分活躍した。ローンの審査が必要ということで翌日また来ることになる。ア糞はダメだな。
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