天より下にありし者 交通誘導員 2日目 もう辞めたくなる
スポンサーリンク

早朝5時半起床、6時出発。朝から子猫を見てややテンションあがってる。1時間半かけて某電話会社駐車場に到着。適当に車を止めたら「ガードマンの駐車場はこっちじゃないよ」と注意を受け、車を移動させる。研修担当者さん(以下Sさん)がタバコを吸ってるので声をかける。研修を終え、実地は仕事なしで帰宅。実質今日が初仕事なのだが、もう『人員』の一人と数えられている。Sさんがいるので安心したが、今後一人で現場に行くことがあるかと思うと気が重い。ラジオ体操をして、今日担当の電話業者さんに挨拶、なんか優しそうな人で安心。でも、中にはメッチャ怖い人もいるんだろうなぁ。仕事の不安が強いと悪い方向にばっかり考えてしまう。

電話会社の地域周辺は、どこも同じような工事ばかりしている。工事現場がメッチャ多いうえに、車の数も多いし、スピードも速くて、信号も多くて、とりあえずこんな場所で初仕事は多分無理だ。車が前後からゴチャゴチャしてあああああ考えるだけで恐ろしい。早速到着した場所は、工事現場のど真ん中。やべ、朝から何も食べていないし飲み物も買ってない。工事現場の男の人と電話業者さんが何かしゃべってる。そして、どうやら何かが間違っていたらしく工事は明日。再び電話会社の駐車場へ戻る。

電話業者「もしかしたらバラバラ(俺とSさん)になるかも」

え?マジ?Sさんも若干困惑。しかし、人員になっちゃってるしな。緊張感漂う。この勢いでたった一人交通量の多い道路にぶん投げられたら俺出来ねぇよぉ(´;ω;`)30分くらい車内待機。その後、新しい現場に移動。バラバラにはならなかった(◎_◎;)

車で30分くらい走り、とある山の頂上まで登る。車で30分も山登り、なんか気が狂いそう。同じような場所をグルグルグルグル~。そして、とある場所でストップ。電話工事開始。Sさんは、電話業者さんにパシられてコンビニへ行く。ガソリン代が凄い事になりそ…。俺は、初現場とバレないようドヤ顔でカーブミラー下で交通誘導。しかし山の頂上付近なので車はほとんど通らない。5台くらい誘導して、電話業者さんの指示で何か出したり、何か手渡したりした。それが何かはわかんない。あと作業写真に俺が映りかけたので「どいてどいて」と追い出される。仕事はほぼ午前中で終了。1時間くらい立ってたんだけど、超辛い。気が狂いそう。

休憩中の車の中で1人考える。辞めようか、どうしようか。苫米地先生の本だったと思うが、人間はネガティブになると、マイナス方向に関して超クリエイティブになるんだとか。つまり『会社に行きたくない』と考えれば、行かなくて良い言い訳がどんどん思い浮かぶという事。働きたくない…。と言うより出来るかが不安だ。自分にやれるのか…。誘導警備員は、別に難しくはない。ただ、余計な事を考える時間がある。鬱っぽいこと、ネガティブなこと、怒られたくない、失敗したらどうしよう。そんな事ばっかり考えてしまう。

アルバイト求人が掲載されている『バイトル』ってサイトがある。そのサイトの中で、スターアルバイト烈伝ってコーナーがあって、有名な芸能人が売れてない時代にやったアルバイトの体験談が掲載されている。読むだけでも面白いので気になる方は読んでみて欲しい。無料なので安心してくれ。(サイト⇒バイトル スターアルバイト列伝

結構ネタに走ってたり、ポジティブな人達が多かったが、そういうのはあんまりタメにならなかった。タメになったのは、カンニング竹山さん、高田純次さん。実際に読んでもらえれば一番楽なんだが、この2人の体験談が個人的に心に響いた。

カンニング竹山さん
アルバイトは深く考えずにとりあえずやってみること。考えるとあれこれ嫌なところばかりが見えてしまいますからね。そして、はじめの1ヵ月間はがむしゃらにがんばる。1ヵ月間がんばれば、どんな職場でも馴染めるものですし、上の人に認めてもらえれば2ヵ月目以降は結構サボりやすくなるものなんです。そうなれば、後は楽しいアルバイト生活が待っていると思いますよ。
スター☆アルバイト列伝 12 カンニング竹山隆範

高田純次さん
30歳のとき就職していた宝石会社を辞めて、「芝居だけじゃ食えないから、いつかは定職に戻らないと」って将来のことを思いながらも、芝居が面白くなりだしちゃって。アルバイトの他に年3回の公演、あとは稽古稽古の日々で忙しくてモノを考える時間があんまりなかったんですね。アルバイトすると疲れちゃうでしょ。「この先どうなるのかな」なんて考えるうちに寝ちゃうから、30歳から34歳の間はとにかく眠かった(笑)。当時、1歳の子供もいて、「何か悩むよりも、少しでも給料のいいアルバイトをしてミルク代を稼げ」ってカミさんに言われてたし。とにかく毎日がハードで「眠い」としか思ってなかったですね。「これがやりたい!」という目標のある人は、アルバイトで楽しい思いをすると目標を見失っちゃうから、何も考えられないくらいキツいアルバイトをした方がいいと思います。アルバイトがキツいと、何も考えないので本来の目標が揺らがない。楽しいアルバイトをしちゃダメですね。必ずそっちに気持ちがブレちゃいますからね。僕は日給のいい仕事しかするつもりがなかったから、肉体労働ばっかりになりました。だからアルバイトに溺れなかったんですよね。人間はどうしても楽な仕事に慣れちゃうし、溺れるからね。将来、本当にやりたい事があるんだったら、アルバイトではキツい仕事を選んだ方がいいと思いますよ。

スター☆アルバイト列伝 39 高田純次

俺は一応やりたいことがあって金を貯めるつもりでいる。竹山さんが言うように最初の1ヶ月を思い切り頑張ってみようと思う。辞めたいとか抜かしている俺だが、結局は面倒になっただけ。いかんいかん。まだまだわからんぞ。仕事を覚えたら楽しいはず。慣れていないから嫌になってきてるんだ。とりあえず1ヶ月頑張ってみて考えよ。

あと家に帰ってきてから超眠い。慣れない仕事で全身が緊張してるんだな。家帰って飯食べて風呂に入ったら疲労がどばああああああって感じで爆睡。高田純次さんのとにかく毎日がハードで「眠い」としか思ってなかったって発言はカッコいいなぁ。俺はもっと生きるのに必死になるべきなのかもしれない。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

💓見逃せない蒸発俺日記💓