天より下にありし者 交通誘導員 123日目 1時間睡眠の弊害 幻覚・妄想・意識なさ過ぎ高杉君。

日記

警備員も慣れてくると毎日夜更かししだす。今は深夜0時か1時に寝て、5時に起床するサイクルで生活している。当初は昼休みや小休憩時に車内で昼寝をしていたが、今は全然起きている。休憩時間は、座席をべったりと倒し、横になって携帯を眺めてる。体力的にも精神的にもあまり疲れを感じない。これっぽっちの睡眠で疲れを感じないって逆にヤバいんじゃないか?そんな事をふと思うようになった頃、やはり危険な状態になって来た。

いつも通り現場で立っている。よくある傾向なんだけどソワソワする。その日は1時間しか寝れなかった。何となく落ち着かない感じ。倦怠感と言うか少しボーっとした感じがし始めた。眠いとか疲れたとかじゃなく、何だか分からないけど身体が変な感じ…とでも言おうか。とにかく感覚が普通じゃなくなってきた。あくびは出ないし、眠くもないんだけど、直感でヤバいと感じた。

目の前にダンプが泥を引っ張った跡があり、なぜかそれを人の形を認識し、道路にへばり付いた泥が女性に見え始めた時はもう完全に頭がおかしくなってると確認した。ちょっと一瞬意識が飛ぶと、次の瞬間目の前でダンプが待っていたり。これは事故になりかねない。最近、現場の話で警備員が3メートル下のコンクリートに全身を打ち付けて死亡した事故例があったと言っていたが、そいつも寝不足で変な感覚になっていたのかもしれない。鏡を見たけど顔も凄い事になってた。アル中とか薬物中毒者みたいな動物のような目をしていた。まるで犯罪者だな。

今は少し改善したが、それでも睡眠時間は約4時間。どうしてもやりたい作業があってこれ以上長くは眠れない。家に帰ると家事が山積みだし、食べるものがなければ外食、ガソリンや灯油がなくなればガソリンスタンド、荷物があれば郵便局にも行かなきゃいけない。明日でも良いと思う時が何度もあったが、明日の自分が可哀想なので俺はいそいそとでかけるのだった。

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