そろそろネガティヴ作品に飽きませんか?

TSUTAYAで漫画本がレンタルできるようになった時、山のように漫画を借りたのを覚えている。買うのを渋っていた漫画をバーーーっと借り漁った。「闇金ウシジマくん」「おやすみプンプン」「怨み屋本舗」をまとめて借りて一気に読みつくす。組み合わせが物凄く酷い。

これは結構前の話だが、未だに似たような本が人気だ。闇金ウシジマくん、怨み屋本舗はまだ連載しているのかな。他にも似たような作品が色々と出ているようだが見てない。共通しているのはリアリティ、裏の世界、影、闇、ヤクザ、低所得者、ヤンキー、日本の現実、貧困、貧乏、風俗、いじめ、援助交際、暴行、暴力、拷問、外国人、虐待、犯罪、借金、殺人などなど。一括りにすれば「ネガティヴ」なキーワードが現在の「売れるキーワード」となっているようだ。俺もこの類の漫画や小説はバカみたいに読んでいたが、読み終わった後は気分が凄く悪くなる。もう少し若い時は面白くてしょうがなかったが、漫画に出てくる被害者の年齢層や立場が近づくにつれて妙にリアルで気持ち悪くなってきた。

最近は過激な描写があれば何でもいいだろうみたいな風潮もあるようで無駄にグロかったり、酷い内容を掲載している。石原慎太郎が、過激な表現の漫画に対して何やかんや言っていた時期があった。丁度「ひぐらしのなく頃に」が放映されていて、その影響(恐らく)で父親を殺した女の子がいた。あの頃は、アニメが面白けりゃいいだろうと思っていたが、今となってみれば確かにやりすぎな展開ではあった。現に影響されているし。しかし、特別扱いするわけではないが…いや特別扱いするけど「ひぐらしのなく頃に」は別格だから。あれは完璧につくられたストーリーがあるから面白いのである。最近の「とりあえず過激なイジメシーン入れて、過激な暴力シーン入れて、最後は復讐して読者がスッキリ」みたいなしょっぼい作品とは違う。

何の本で読んだか忘れたが、漫画でもアニメでも映画でもポジティブな正義のヒーローが活躍する物語を作るのは、ネガティヴなストーリーを作るのよりはるかに難しいらしい。テレビや新聞やネットニュースを見ているだけでもネガティブな情報はウンザリするほど流れている。それをネタにすればいいだけなのでネガティブなストーリーは比較的作りやすい。逆にポジティブなストーリーは、ネガティヴに取りつかれた視聴者や読者を取り込むのが大変らしい。まぁ、困った時は恋人や家族やペットが死ねば感動につながるんだろうけど、何かそういうのも飽きたよなー。

そんな話をしていたら嫁が「そう考えるとFateの士郎のヒーロー像は凄い」と言い出した。

確かに‼

知らない人は勝手にググればいいが、確かに熱血ヒーローだ。特撮ヒーロー張りの熱血バカ‼今の日本人の風潮には合わないあの感じが素晴らしい。ネガティヴな作品は、体力を消耗する上に最後まで読んだ挙句バッドエンドもあり、大変不愉快で疲れるので家にまず置きたくない。なんでただでさえ会社や学校でストレス感じてる癖にそういう本を進んで読みたがるのかわかんない。余計イライラするんだからやめとけって。自分から望んで不幸になってるのと一緒だから。「スカッとジャパン」とか言う番組でスカッとしてる奴は、そいつ自体がイライラをまき散らしている実感ない奴だよ。本当に嫌な奴に苦しめられた経験がある人間はあんな番組見ないし、スカッとする前にイライラしてチャンネル変える。

今後も増えそうだなーネガティヴ作品。まぁ読まなきゃいいだけか。サイト途中に出てくる広告がそういう系ばっかりだからムカつくんだよなぁ。Fateでも見直すか。