先日に引き続き、草刈りする作業員さんを追いかけていくわけだが、高さ20メートルはあるであろう橋の上でする作業は本当に死ぬかと思った。作業を行っていた橋の歩道部分は問題なく出来ていたのだが、反対方向には歩道がなかった。歩道がないならやらなくてもいいような気もするが、ダンプや一般車両の往来で道路に蓄積された砂や土を作業員さんが掃くというのでついていく。
道路にたまった砂や土を作業員さんがほうきで掃くのだが、すぐに車が来てしまう。車が数メートル先に見えると、俺はすかさず警笛を吹き、作業員さんと2人でギリギリ立てるくらいの柵の手前部分に乗る。安全帯もしていないので落ちたら終わり。柵の高さは腰から少し上くらいまでしかない。30㎝真後ろではダンプや一般車両がすごい勢いで通り過ぎていく。橋は長いし、交通量は多いし、とにかく嫌な仕事だった。柵に触れていたので手は真っ黒。高所恐怖症の親父だったら失神するかもしれない。