視力を失わない生き方 日本の眼科医療は間違いだらけ/深作秀春

俺はとにかく目が悪い。小学生の頃に暗闇でゲームボーイをやり続けたのが原因だと思っている。ブルーベリーを食べて見たり、目を瞑って眼球の上下左右運動をしたり。本やテレビやネットの情報を元に色々とやってみたが、効果があった試しがない。同じような経験をした人も多いと思う。

目に関係なく、今時の日本人であれば体調が優れなかったり、身体に異変があればネットで検索すると思う。自分の今の状態から導き出される一番近い病気や処置方法を調べる。俺の嫁も体調が悪いとネットの情報を鵜呑みにすることが多いが、あれは止めた方がいい。嘘か本当かも立証されていない情報を実践するのは非常に危険だ。ついこの間も誤った処置方法を行って大火傷をした人がいるとネットニュースでやっていた。それ自体も本当の情報なのか知らんがwテレビ番組でも医者の考えが、医者同士で食い違ってたりするのを見ると恐ろしく思う。

現在、緑内障の可能性があるという事で精密検査を受けている。まだ結果は出ていないが、眼科や視力に関しての本を少し読んでおきたいと思い本書を購入した。また、無駄なあがきと思いながらも藁にも縋る思いで「眼ヨガ」なる本も購入してみたが、本書を読んで速攻後悔し、読むのを止めた。俺を含めて眼科、視力、目の病気に関して分からない人はかなり多いはず。そんな人にこそ読んで欲しい。

amazonのレビューに「広告本だ!」「日本の眼科の医療はもっと進んでいる!」と書かれていたが、これは妬んだ他の眼科医が書いてるんじゃないだろうか?確かに著者の深作秀春先生の経歴や自分の病院や手術を宣伝する場面も多く見られたが、少なくとも適当に検査してコンタクトレンズを処方したりする眼科よりもましだ。それに日本の眼科医療が進んでいるという割には眼科医が出版している専門的で分かりやすい目の本が全くない。写真を見るだけで目が良くなる本、日めくりカレンダーで視力がアップする本、読むだけで視力回復する本などの嘘くさい本がランキング上位に並んでいる。とにかく怪しいし、そんなんで目が良くならないことくらい流石にみんな知っているが、こんな本がベストセラーになるとは…ネット怖い。

しかも俺も「眼ヨガ」の本買っちゃったけど、この人眼科医でもなんでもないヨガの先生なんだけど…怖。でもよくみると「疲れ目、近視、乱視、老眼、ドライアイ、眼精疲労などの悩みを改善」って書いてある。一時的に眼精疲労が楽になった気がして、実は眼圧を高めてしまって、緑内障のリスクが上がってた…何て事がありそう。眼科医でもないのによく「眼ヨガ」なんて本出したなぁ~。目の知識ないでしょ。

買ってないけど「視力回復アイマスク」って本も怪しい。大量に本を出版してるけど何やってる人なんだろ?眼科医でも何でもなさそうだけど「ヨガ、潜在能力開発をベースとした独自の視力回復法」って自分で作ったの?怪しすぎる。異常なまでのテレビ出演の多さ。洗脳する気満々だなー。こんな悪徳業者みたいな人が何の根拠もなく「眼を良くする本」を出版してるのが恐ろしい。テレビに出ている医者も簡単には信用しない方がいいな。ネットの本の売れ行きだけで判断してテレビに出しているんだろうから。

あくまで俺の個人的な見解なので、「納得できない‼僕はトイレに貼った日めくりカレンダーを毎日見て眼鏡がいらなくなるまで視力が回復したんだ」という方が居れば謝ります。ゴメンナサイ。そして、この先は読まなくて結構です。

こんな胡散臭い本ばかりだから俺も諦めていた。日めくりカレンダー、写真見たり、ヨガでも気功術でもブルーベリーでも何でもいいんだけど結局視力は手術しなきゃ良くならない。深作先生は、海外で多くの講演を行い、あらゆる眼科手術を行い、現在までに10万件以上の手術を施行とプロフィールに書いてある。それだけで十分知識や経験に関しては信頼できる。少なくとも結果を確実に出している人間であることは確かだ。

本書では、我々の間違った眼の知識を正してくれる。手術経験や過去の事例から説明してくれるので具体的で納得もできる。専門的な知識だが、分かりやすく丁寧で読みやすかった。また、日本の眼科がいかに古い考えや手術方法をしているかも書かれており、世に出回っている「眼が良くなる○○本」がいかに間違っているかも詳細に書かれている。少なくとも現在販売されている目に関する書籍の中では一番良本だと思う。宣伝と言われるかもしれないが、カレンダーを捲って(早く視力回復しないかなぁ…(´・ω・`))と眺めるよりは価値がある。剥き出しの臓器である眼との関係を良くしたい方にはオススメ。もう1冊出たらしいが1冊読めば十分だと思う。これだけ絶賛しといて後々「視力回復眼鏡」「ブルーベリーで視力回復」とか言い出したら笑うw