悪癖の科学 その隠れた効用をめぐる実験/リチャード・ スティーヴンズ


近頃のワインは瓶の形をしたペットボトルだったりして驚きを隠せない。しかしまあ考えてみれば、瓶は重いし割れるし、カッコつけて瓶である必要は全くない。

「悪癖の科学–その隠れた効用実験」(リチャード・ スティーヴンズ)という本を読んでいたら無性に酒が飲みたくなった。別に酒が飲みたくなるような本ではないが、頭の中で連想していたら飲みたくなってきた。この本によれば「酒は集中力を下げるが、創造性を発揮する」と書いてある。これは俺も以前から思っていて、飲酒している状態はシャキーンとしていることが多い。脳がクリアな状態になってるというか、覚醒している感じがする。

知り合いの生活保護受給者の人はガチガチのアル中で、会う時に飲んだくれていることが多い。飲んでいる時はシャキーンの状態で言動や行動は著しく不安定だが、頭は冴えわたっている(?)気がする。ただ、確かに集中力が欠如していて、絡まれると喧嘩寸前になることもしばしば。逆に飲んでない時はぼんやりとしている。魂が抜けていて、人の話もほとんど理解できなくなってる。

本書は、最近読んだ本の中で一番面白かった。「科学」「実験」と聞くと、何だか勉強って感じがして読む気が起きない。しかし、この本で取り扱う実験のテーマは「酒」「セックス」「悪態」「危険運転」「恋」「ストレス」。興味がない人もちょっと気になってしまうようなテーマが多数ある。世の中には、こんな面白い(バカバカしい)研究や実験を真剣にやっていると考えると何だか面白い。