天より下にありし者 交通誘導員 29日目 熱中症寸前の地獄

俺は前日と当日の朝に毎回現場の天気、気温、熱中症の危険度を調べてから出勤する。今回も前もって調べたが、気温は21度で熱中症も警戒レベル。あまり心配せずに現場へ向かう。現場に着き、車から出る。今日はヤバい。もうわかった。太陽の日差し、湿度の高さ、ジメジメムシムシ…最悪のコンディションだ。予報は所詮予報でしかない。この天候で尚且つ月曜日。先が思いやられる。朝礼でも作業員はどこかピリピリモード。口数も少なく、それぞれの作業に取り掛かる。

俺は水筒を近くに置き、スタンバイ。30分ほど立っていると早速汗が首筋に滲む。もうか…。つーか既に喉が乾いてきた。あまりの暑さに15分毎の麦茶補給+1時間毎の塩飴で耐え忍ぶ。それでも、湿度の高い曇りの日よりはマシ。曇りの日は生物が休むべき日なんじゃないだろうか。暑い晴天なら海とか山登とかしている気分でまだ元気でいられる。気持ちがいいくらいだ。曇りとは違い前向きに働けたので、今日は時間が過ぎるのが早いように感じだ。

昼の1時間休憩とは別に10時と15時に休憩が取れるのだが、これがないと結構危ない。水分補給はこまめにしているが、やはり横になったり座ったりしないと辛い。水筒に麦茶2リットルを入れてきたが、昼過ぎにはなくなってしまった。明日は2リットルの麦茶とは別にペットボトルを持ち歩こうと思う。死にたくないからな。10時と15時の休憩は、各業者毎に適当に休みを取っている。俺の場合は1人なので、近くの作業員の様子に合わせてサッと休憩に入る。で、自分の車で適当に休んでから戻る。休むって言ってもヘルメット取って、座席倒して、水分補給をしながら冷房をガンガンにして目をつぶるだけ。でも、この時間があるから何とか働けている。いつも通りの時間に仕事を終え、サインを貰ってとっとと帰る。

郵便局とクロネコヤマトに寄り、家に帰る。オロナミンCでビタミンを補給し、風呂に入り、ドラクエⅡをして、嫁を迎えに行く。布団に寝っ転がっていたので、危なく寝過ごすところだった。コンビニでアイスコーヒーを買う。最近甘い物ばっかり飲んでるな…糖尿になるかもしれない。