天より下にありし者 交通誘導員 187日目 散水車
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暑い現場に呆然と立っていると頭がおかしくなりそうだ。特に大きな誘導がない時は、時間が永遠に感じられ、チラリと時計を見て10分しか経っていないと気が狂いそうになる。

気温がバカに見たいに上昇し、ムシムシしてくると喉が渇く。熱中症対策のために水分を補給するわけだが、飲みすぎるとトイレばかり行ってしまう。俺の現場には以前仮設トイレがあったのだが、工事で地形が変形し、仮設トイレが撤去されてしまった。そのため、いつでも行けたトイレが少し現場を離れなくては出来ない位置になってしまったのだ。

トイレは生理現象だし、行きたいときはいつでも行っていいです…と言われてはいるものの数時間の間に何度も行くのは忍びない。やむを得ず我慢できない時は何度も行くが、出来れば仮設トイレをもとの位置に戻してほしい。

ダンプが行ったり来たりしている現場出入口に散水車が入って来る。作業員さんは、現場の端から端までずーーーーーーーーーーーっと水を撒いて進む。熱々の現場が水で濡れ、一瞬涼しくなるが、あっという間に乾いていく。

散水車は、道路上に水をまくために用いられるが、現場だと砂塵(さじん。砂埃みたいなヤツ)の抑制に使われる。ダンプやら工事車両が乾いた現場を走り回ると砂塵が舞い踊り、視覚が悪くなる。工事に支障が出るので走ってる…っぽい。ちなみに冬は凍結防止剤の散布に役立っている。凍ると危険だしね。

1日当たりのレンタル料は16,000円(税込み)だって。高いんだか安いんだかわからないけど、警備員には関係がない話だな。ちなみに現場出入口の周辺ギリギリまで散布するので、出入口誘導をする俺は避けなきゃならない。そして、いつも道路に出るタイミングがいつなのかわからないので、散水車をひたすら眺めている。

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