天より下にありし者 交通誘導員 61日目 『無線越し』って演歌の曲名っぽいな

反射しちゃってんじゃん!!

毎朝寄っているミニストップの店長がようやく「イオンカードありますか?」を言わなくなった。毎日ないって言ってんだから察しろよと思っていたが、ようやく聞かなくなったか。2週間くらいかかったんじゃない?

研修担当者Sさんと久し振りに組む。あとイケメンおじさん。Sさんは多分3ヶ月ぶりくらい。一番最初にこの場所に連れてこられたっきりだ。3人で無線を使っての警備業務。水道工事自体は午前中で終わりなのに早終わりはない。Sさんとイケメンおじさんは、いつも仲良しではたから見ると漫才をしているように見える。

3人も立っている必要がないので時間を変えて一人ずつ休憩をとる。最初に早く休憩が取りたくて騒いでいるイケメンおじさんを求刑…いや、休憩させた。次にSさんが休憩に入る。Sさんが休憩上がりに首にヒンヤリする何かを巻いてきた。それをじっと見つめるイケメンおじさん。イケメンおじさんは何でもかんでも口に出す。俺が休憩に向かう間、Sさんとイケメンおじさんのやり取りが無線越しに聞こえてくる。光景が見えるようで思わず笑う。

イケメンおじさん「それ冷たいすか?」
Sさん「ん?」
イケメンおじさん「なんかそれ見てると『首を骨折したお父さんが無理して警備員やってるみたいですね』」
Sさん「……」

それに対してSさんが会話を無視して強制終了する。これが2人のお決まりの会話で、Sさんはイケメンおじさんの話を聞き飽きたのか結構無視する。無線越しに聞こえてきた『なんでグラビアアイドルみたいなポーズしてるんですか?』って言葉も面白すぎてニヤニヤしてしまった。ちなみに無線越しのイケメンおじさんは何を言ってるか分からない時があり、Sさんは容赦なく『何言ってるかわかんね』と無線で返すのだった。

午後はひたすら暇だったが、Sさんが目の前にいるだけでとてつもなくプレッシャーになり普段より疲れた。