2020年3月18日 現場のカラスとハクセキレイ
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文鳥を飼い、ペンギンをこよなく愛する鳥好きの自分としては、野鳥を現場周辺で見かけるとついつい目で追ってしまう。というより、ガードマンという特殊な仕事は非常に暇であり、呆然と立っていると普通に生きている以上に様々な音や動くものに目が行く。道路舗装や片側交互通行、現場出入口の誘導などは、ひたすら車を眺め続ける。最初は、運転手や車の種類を見ていてやや楽しめるが、現在働いている場所に関しては2年近く立っているので、ほぼ93%の運転手を見たことがあり、ほぼ100%同じ車が走行している。なので飽き飽きしている。

車を見飽きた俺の前に時折現れるのが、ハクセキレイやカラスである。ハクセキレイと聞くと大抵の人は「何それ?」となる。しかし、『白くて小さくて尻尾がピコピコ上下に動く、速足の鳥』と言えば、ああアレか!と気が付く人も多いのではないだろうか。要はアレである。

俺が働いている現場にもよくいる。ハクセキレイは、人にビビらず、どんどん近づいてくる。もちろん、こちらが近づけば逃げてしまうが、向こうからは触れるくらいの距離まで近づいてくることがある。この間は、高所から木の実を落下させて食べようとしているカラスの後を追いかけて、あわよくば木の実の欠片を拾い食いしてやろうと追いかけているハクセキレイもいた。カラスとの距離も30㎝ほどしか離れておらず、図々しさが伺える。それにしても可愛らしいフォルムだ。

現場の詰所にやたらカラスがいると思ったら、作業員の人が餌をあげていたらしい。カラスたちは、朝と夕方に貰えるのが分かっていて、その時間に合わせてやってくる。彼らは、人間の五歳児くらいの知識があるらしく実に賢い。餌をくれる作業員の社用車に乗っかり歩いている。たまに俺の車の上にも乗っかる。朝礼の際のラジオ体操では、音に合わせて鳴きだしたり、新規入場者の如く悠々と歩き回っている。その光景は、鳥好きとしては喜ばしい限りだったが、ある日、元請けに注意されてしまう。

餌やり作業員は目の前にカラスがいても上げないようになった。カラスはなぜくれないのか、車の上で不思議そうに待っている。俺と他の作業員は、「わかんねぇからやっちゃえ」「バレないバレない」と小声で言い、元請けがいない時にこっそり餌をあげている。これくらいの楽しみ別にいいじゃんねぇ。

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