他の警備会社が来てから片側交互通行をやらずに済んでいる。悔しくもないし、なんならずっと我々の代わりに片交をやって欲しいとさえ思っている。正直片交は疲れる。面倒だし長い。出来ることならやりたくない。
この日は現場に行く前に詰所の1階で打ち合わせがあった。俺が正座をしているとMさんが「めだまさん、正座しなくてもいいんだよ!胡坐で」とか言う。俺は営業をやっていたこともあり、胡坐よりも正座が楽だった。Mさんは痛風持ちなので胡坐が出来ないようだ。靴下に穴が開いていたので指摘すると「靴脱ぐなんて思ってなかったんだ」とか言ってる。どこまで笑わせてくるんだ。
昨夜、全身マッサージに行き、ガッツリ施術してもらったので体調がメチャクチャ良い。トレーニングも大事だが、全身をマッサージでケアするのも大事だな。
この日は何をするのかと言えば他の警備会社の手前で徐行を促すというクソみたいな仕事。それでも仕事。給料も出る。頑張るしかない!どんなことをするのかと言えば、向かってくる車両の前で両手を上下させ、(この先で片交やってるんで、ゆっくり走って下さいねぇ~)とひげダンスのような動きをする。ほぼ8割くらいの人が「なんだコイツ?」という感じで走り去っていく。大体の人は徐行をよく知らない。もっと酷いと目の前で停車するお年寄りもいて最悪だ。ちなみにMさんは、車両がなくても徐行を促し、同僚の警備員に笑われている。頭が痛くなる。
午前中で徐行が終わり、帰れるかと思いきや午後もある。どうでもいいような場所に立たされ、しょうもない仕事をしてEND。妄想は捗った。