売れない若手芸人のようなタイトル「花園メリーゴーランド」。最近、ネットのまとめサイトを見ていると気になる漫画広告がチラチラと目に入る。花園メリーゴーランドも広告でチラッと見たことがあり気になっていた。そして、このタイミングで友人が貸してくれた。柏木ハルコ先生の漫画は、鬼虫しかしらない。しかも、鬼虫ですらちゃんと読んでいない。ビッグコミックスピリッツを読んでた時期にたまたま何話か読んだだけだ。なんかマロみたいな眉毛をした女が出てくるちょっとやらしい感じの漫画だった気がする。
花園メリーゴーランドは、民俗学の本を読み漁った作者が描いた漫画だが、凄く不思議なストーリーだった。ありそうでない漫画。
主人公はある刀を探しに出かけたが、道に迷い、変な村に泊まることになる。その村は女性ばかりで、主人公を変な目で見てくる。そして、なぜか次々と主人公を誘惑してくる女性たち…。思春期男子ならたまらない展開‼…と思いきや実はそんな簡単で楽しい物語でもない。逃げる、隠れる、戦う、ニャンニャン💓をする。狂った村で起こる狂った祭りの真実を主人公は知る。
柏木ハルコ先生の漫画に出てくる女性はとにかく性的な魅力が物凄い。丸みを帯びた体つきが最高。それにしても、最近の漫画は「謎の村」が好きだな。少し前のアニメでも自殺志願者がバスで自分たちの村を作るみたいなストーリーの「迷家‐マヨイガ‐」ってヤツがあって結構面白かった。花園メリーゴーランドは、1巻が無料で読めるみたいなので気になった人は是非読んで欲しい。後半の興奮とゾクゾク感が凄まじい。