天より下にありし者 交通誘導員 31日目 現場が始まる前の静けさがいい。どこかデヴィッドリンチやアレハンドロ・ホドロフスキーのような危険な雰囲気を孕んでいる。
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月のクレーターのようなこの画像は、現場の地面だ。なんか美しいよね。デヴィッド・リンチ監督のイレイザーヘッドを思わせる。(参照記事:映画鑑賞9 イレイザーヘッド)今日は朝から散々だった。ラジオ体操後の朝礼で、毎回誰か一人が『今日のひと言』という事で前に出て何かを話し、『今日も安全作業で頑張ろう!』を言わなければならない。今日は、俺が指名され、面白くもなんともない綺麗ごとを抜かした。誰も聞いていないだろうから緊張は全くしなかったが、出来れば目立つようなことはしたくなかった。警備員も当てられんのかぁ…完全に油断したわ。

そこそこに暑かったが、まぁ過ごしやすく仕事もしやすかった。俺の現場は2ヶ所あり、本来は毎回人員2名でそれぞれ配置される。しかし、現在人手不足の為俺1人。そのため、2ヶ所のどちらか出入りが多い方に配置される。今回はなぜか忙しくない場所に配置され、かなり暇だった。道路に転がる鳥の死骸をどかしたり、2羽のカラスがエサを取り合うのを眺めたり、とにかく暇だった。

先週の土曜日の出勤が意外と効いているらしく眠いしだるい。なんか頭が働かない感じだ。家に帰り、風呂に入る。猛烈な空腹と睡魔が俺の精神を錯乱させる。全身がだるいので出かけたくなかったが、今日は絶対に絶対に絶対に中華が食べたいので、風呂に入った後に出かける。飯を食べた後は、睡魔が俺をいたぶる。何とか眠たい身体を奮い立たせ、洗濯をしまい、洗濯を回し、皿を洗った。全然休めない。まぶたが重いが気力を振り絞ってキーボードを叩く。家に帰ってきても働いている気がする。

嫁が休みだったのだが、たまたま来た親戚のオジサンに『仕事の売上があまり良くない』と伝えてしまったらしい。これは非常に良くない。売り上げが伸び悩んでいるのは確かだが、それを伝えた場合、他の親類全てに回覧板の如く情報が回る。哀れまれ、オジサンオバサンが家を訪ね始める。俺も色々聞かれる、親にも連絡がいく。とにかく悪い循環が決定した。これは絶対面倒なことになる。こういう場合は嘘でも『うまくいってるから大丈夫です』と言うのが正解だ。対して話を聞いていないと思って発言していると後々面倒なことになる。

あと超どうでもいい話だが、車の走行距離が70000キロちょうどで感動…するほどの話ではないな。本当にしょうもない話だわ。今の車には全く愛がなく、いい車に乗り換えれるチャンスがあればわき目もふらずに乗り換えたい。やっぱり黒の軽がいいわ。白は汚れも傷も目立つからもう乗りたくない。

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