ここ最近読んだ本、読んでる本②

★池上彰の教養のススメ

俺は全然見ていないけどクイズ番組や分かりやすいニュースでテレビに引っ張りだこの池上先生が、いかに教養が必要かを東京工業大学リベラルアーツセンターの教授との対話を交えて説明をする。なかなか読み応えのある文章量だったが、講義を受けるよりもわかりやすいと思う。図書館で借りた本だが、図書館には池上彰文庫という池上彰先生が寄贈した池上先生太鼓判の本が沢山並んでおり、どれもタイトルだけで気になる。本文に入る前に、説明書きとしては、とにかく沢山本を読むことだと池上先生はおっしゃっている。それも偏った本ではなく、自分の分野とはかけ離れた全然関係のない本を読むことが、教養を得ることに繋がるのだと言う。役に立つかどうか分からないことが、将来的に役立ったという経験や体験談も書かれている。文系の人が数学や論理を学び、理系の人が歴史や現代史を学ぶ。そうすることで、偏りがなく、仕事や人生で生き抜く力がさらに身につくというのだ。俺も、自分の読みたい本ばかりを読んでいたので、これからは好き嫌いをしないでいろんな角度やジャンルの書籍を読んでみようと思う。乱読オススメです(^^♪

★小鳥を愛した容疑者/大倉崇裕

パッケージが可愛かったので読んだ。一話完結の短編集で、登場する動物は小鳥(十姉妹)、ヘビ、カメ、フクロウ。かつて鬼と呼ばれたベテラン警部補と動物大好きの新米女性警官が、動物から事件の謎を解き明かすというストーリーになっている。謎解きと動物の生態が楽しめるので一石二鳥だ。池上先生の視点でいえば「生物」+「推理」の異なるジャンルが融合して出来ているから面白いのかもしれない。小鳥と書いてあったので文鳥かと期待していたら残念ながら十姉妹。それでも可愛いんだけどね(-_-;)そもそも文鳥を題材にした作品はろくなのがない。夏目漱石の「文鳥」も飼ってるうちに死んじゃうし、つげ義春先生の「チーコ」に至っては馬鹿な主人公が箱に文鳥を入れて投げて遊んでいたら死んでしまう。鳥と猫は出てくると死亡率が異様に高いのだ。作中の主人公の二人の仕事は、謎解きではなく、犯人や容疑者として一時的に家にいられない状態になっている場合に、動物の世話をするということ。その世話をしているうちに犯人の手がかりを見つけるという流れになっている。確かに犯罪に関係ないペットの動物たちが巻き込まれるのは可哀想だ。実際にもあるに違いない。ストーリーが面白いので、ぜひ2時間ドラマでやって欲しい。動物虐待になりそうだから動物はCGかな。

★この部屋に友だちはいますか?/三浦俊彦

俺が持っている単行本だと、パッケージは、しりあがり寿先生になっている。筒井康隆先生、町田康先生が好きな方に大推薦する。世にも奇妙な物語とかで取り上げそうなシュールな内容だ。SFに近いもしれないがジャンル分けが非常に難しい。主人公が友人を沢山集めるという意味不明なストーリーで、友人紹介所であるQLCに入会し、色んな友人を作っていく。お互いのプロフィールをQLCに送り、会いたいと気持ちが合致したらお見合い形式で会う。そこでのやり取りでまた会いたいと思ったら、再度連絡を取り合う。簡潔に言えばそんな感じ。ちなみに女性が友人で出てくる場面はほぼない、かと言ってホモとかゲイってわけでもない。繋ぎとめるのは友情という繋がりだけ。この友情が極限状態になると友情エクスタシーという快楽物質が飛び散るような状態になる。かなり頭がぶっ壊れた感じで進むので、読む場合は要注意。途中で飽きる場合もあるかもしれないので、必須とは敢えて言わない。俺は面白かったw