太陽肛門スパパーン30周年記念ライブ「xxは、もう、走れませんー2019東京 オリンピック閉会式ー」③太陽肛門スパパーン編

日記

Only Love Hurts (a.k.a. 面影ラッキーホール)が退場し、最前列がガラリと空く。周辺の客層も一気に変わり、年齢層も上がる。一体どこで知って何で来たのか謎が多い人々が押し寄せ。ここからの待機時間がとにかく長かった。目の前に様々な小道具が散乱し、何かが起きる予感が漂う。しかし、あまりにも長いので最悪やらないんじゃないか…そんな不安さえも過る。

舞台には、客に負けないほど多くの演者が並ぶ。そして、客の波をかき分けて太陽肛門スパパーンが入場してくる。俺は気が付いた。そういえばスパパーンってどんなライブするんだろう…?よく考えたら全曲暗記するほど曲は聞いているものの映像でちゃんと見たことないな…。しかし、そんな考えはすぐにどうでもよくなる。結局のところ、このライブは完全なFREEDOMであり、誰も何も求めてはいない。その場の流れに身を任せ、聞くのではなく五感を使って感じることが重要なんだ…と勝手に思った。

まず演奏以前に「これはなんだ?」という気持ちになる。ザ・ニュースペーパーの講演を仙台で見たことがあるが、あの過激版と言った感じ。妙に顔立ちの良い男女が脚本通りのセリフや奇声を上げ、様々なものを非難していく。んー良い、とても過激だ。やはり第一に連想するのはTacoだな。『天国注射の夜』のライブのTacoみたいだ。町田町蔵、突然段ボール、JAGATARA、不失者…そんなバンドが頭をよぎる。もちろん俺の年齢だと 『天国注射の夜』 をやってる時点で産まれてないわけで、見たのはやっぱり天下のYOUTUBE。

それにしても、素晴らしいな。日本で唯一無二のバンドだと改めて確信した。一見してアヴァンギャルドなイメージがあるが、どこか懐かしい。圧倒的な演奏技術とパフォーマンス…。どうして、もっと売れないのか不思議だ。しかし、俺が唯一許せないのは客が勉強してなすぎな点である。恐らくフジロックで見て来ていた人々だろうが、ちゃんと聞いてねえな。多分、舐めてきた客が多い。昔から気が狂う程聞いていた俺からすれば大半の曲が有名な曲ばかりだ。

「青春!夢!仏教徒!」「VIVA! USA」は、そりゃ有名どころだし、テンションも上がる。だが、忘れちゃいけないのは「 哀愁 GOOD-BYE 」だ。嫁が推薦する1曲であり、俺もこの曲はマジで好きだ。俺が太陽肛門スパパーンのCDで最初に買ったのが、コレと「ちんこ」。「ちんこ」に至っては、安っぽいのに凝った作りの紙ジャケットが好きで、このシングルでしか聞けない「セックススポーツスタディ」がまたまた良かったりする。「うなぎ屋」も絶対に聞きたかったので嬉しかった。「渡辺朋徳音頭」「女子高生組曲」も聞きたがったが、時間が無くなるもんな。にしても、あの難解な演奏をCDの音源そのままによく演奏できるな。あんなプロフェッショナルの集団をどこから集めてくるのやら…。

MCも初めて聞いたので感動した。灰野敬二の名前が出てきたのも驚いたが、それ以上にかぐや姫が驚いた(笑)バンド名に関しては、絶対にバタイユだと思っていたので衝撃を受けた。太陽、肛門に関して、なるほど!!と感心しながら聞いていたが、スパパーンの部分でいきなり「山野一」が出てきて爆笑する。なぜなら俺も大好きだから。なんなら漫画も全部読んでいた。しかも、このブログでも再三紹介してきた「四丁目の夕日」の父ちゃんがバラバラになる時の効果音がスパパーンだったなんて、売ったから確認のしようがないじゃねーか。あのMCだけで4,000円の価値あるわ。オススメの漫画とかCDとか聞きたい。みんな山野一って聞いて分かる人いたのかな?

あと水をバケツリレーみたいに口に含んで次々回していくアレ。アレマジでやりたかったなぁーーーー!!もう客がドン引きしていたけどアレは客にやらせるべきだわ。2週目は行った時に「これは観客参加型か!!!」とワクワクしたが、やっぱり過激すぎたようだ。うーん、実に惜しい事をした。ナカムラルビイさんの後に水貰って安倍総理の人形目がけてブジャアアアアアアア!!!やりたかったなぁ。あ、ちなみにケツ花火でも良いですよ。電撃ネットワークみたいだったなーアレ。正気の沙汰とは思えない。また、演者の人は真顔で「何一つ変な事はやっていません」って感じなのも凄い良いよね。

2時間半くらいやったのかな。見てるだけなのに物凄い疲労感だった。嫁も絶賛していた。あのクオリティのライブをあの金額で見れるのは、かなりお得なんじゃないだろうか。しかも、メッチャ長時間でだ。本当に下北沢まで行ったかいがあったよ。約8時間かけて帰宅したけど全然満足のライブだった。でも、普通なら余韻が残ってるとかいう所だけど、さすがに余韻は消えたな(笑)

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