朝目が覚め、溜まっていた蒸発俺日記のネタをノートから拾い集めて記事を書き、SNSにぶちまけようとTwitterを開くと
三浦春馬 自殺
とデッカくツイートが……。テレビをさほど見ない俺は、最初誰だか頭に浮かばなかったが、よくよく思い出すと某有名イケメン俳優じゃないか。急いで嫁をたたき起こす。嫁もテンパる。あの三浦春馬が?なんで?はあ?なんで?
ネットや掲示板では「あんなにイケメンで金持ちでなんでだ?」なんてことがかいてあった。嫁も似たようなことを言っていたが、正直我々一般人が三浦春馬の悩みを理解できるはずがない。我々のチンケなストレスと三浦春馬の抱える計り知れない強大なストレスを比べるのがそもそもの間違いだ。
「ストレスで仕事を辞め、田舎で農業をする暮らし」に憧れていたと過去の記事に書かれていたらしい。しかし、母親に説得されて芸能の道を続けたらしい。可哀想に。実際の家庭環境ややり取りはわからないが、やはり自分の生き方は気分で決断しなきゃダメらしい。親や上司に決定権を与えるとろくなことにならない。この記事や遺書の内容が本当であれば三浦春馬のSOSを甘く見ていた親と事務所に問題がある気がする。
超人気俳優が亡くなっても田舎は変わらず、俺のラーメン欲も変わらず、仙台へ向けて車を走らせる。三浦春馬の死について嫁と討論するが、まず三浦春馬の立場で物事を考えられず、ついつい一般民間人的視点で考えてしまう。首をつっていたクローゼットだって、一般人が想像しているような狭いクローゼットじゃない。きっとデカくて広い部屋みたいなクローゼットに違いない。
芸能人の死について語った後にラーメンの写真を載せるのもどうかと思うが、ラーメンBIGはさすがの圧倒的濃厚爆撃極旨であった。そして数年ぶりの店長が元気そうで何より。この笑顔だけで腹いっぱいや。良かった。なかなか営業できなかった過酷な時期を知っているだけに感動もひとしお。頑張ってくれ。
せっかく仙台に来たのでサプライズで実家に寄り、コーヒーを飲んでゴロゴロダラダラしながら過ごす。テレビでサンシャイン池崎が保護猫を預かっているのを見た。帰りは葉月ゆら、アズリエルを爆音で聞きながら帰宅。