日本では劇場公開されなかった…と言うかされるわけもないブラックコメディ超バカ映画『26世紀青年』である。尋常ではないバカバカしさが約1時間半も続く。最初から最後までとことん徹底的にくだらないが、なぜか何度も見たくなってしまう意味不明な魅力がある。
平凡な青年と女性が、最先端の機械ではるか先の未来に行ってしまう。その世界はバカしか存在しないバカだらけの国で、知能指数を調べたら主人公の青年が世界一の頭脳だった…という感じで始まるわけだが、この世界に来た2人以外は全員がバカ。無駄に人口だけ多く、経済もメチャクチャ、食料も全くなく、病院も稼働していない。ケツを90分見続けるだけの映画がオスカーと脚本賞を受賞するくだらなさ。このケツのシーンだけで嫁と声が出なくなるくらい笑った。※本編は丸出しだけど一応モザイク入れとくか…
この世界の住人はみんなSEXと食べ物とかの欲求しか頭にない。考える能力は全くなく、まともな会話も出来ない。そんなメチャクチャな世界を主人公が救うと言うのが大まかなストーリーだ。しかし、誰もが理解力がなく、言ったことも理解できないし、お願いしたことも忘れてしまう。おまけに味方だったのに敵になるし…とにかくバカ。
タイトルからしても内容にしても、どうしようもないB級丸出しのコメディ映画だが、そこそこ感動出来て面白い。お笑いのレベルはかなり高めだと思っている。下ネタやブラックユーモアが好きな頭の弱いお笑い好きにはたまらないはず。世間に疲れ、何もかもが嫌になった人に見て欲しい。必ず元気になれるはずだ。
余談だが、『妄想代理人』と一緒にレンタルした。26世紀青年を見てる途中で嫁が寝てしまったので、『妄想代理人』を見たら26世紀青年の主人公の声と『妄想代理人』の刑事の声が同じ関俊彦で笑ってしまった。勢いやテンションも似てた。