映画鑑賞41 千と千尋の神隠し

映画鑑賞41 千と千尋の神隠し

もはや説明不要の大傑作。泣く子も黙る「せんちひ」である。少なく見積もっても30回くらいは見ている。初めてDVDで鑑賞したときは、あまりの面白さに3連続で再生したほどだ。とにかく大好き。本当に好き好きなのだ。しかし、とても痛い思い出もある。

人生初の就職先で、翌日が午後出勤と知った上で泥酔した。その頃は小売をしていて、そこのお客さん(50代くらいのおじさん)と意気投合した。20代前半で若いくせにレコードとか聞いちゃう俺を異様に気に入ってくれたおじさんが、近くで飲もうと誘ってくれた。このおじさんは、右腕を交通事故で怪我している。どこぞの婆ちゃんの車が追突してきたそうだ。おじさんは血塗れに…。突っ込んだ婆ちゃんが血塗れのおじさんを見て失禁したとか言っていた。おじさんは、事故の後遺症で働いていない。口癖は腕を摩りながら「腕がこんなになってなきゃ100万稼げる男なんだ」である。多分腕はそこまで重症じゃないと思う。ようは働きたくないので、言い訳を言っているわけだ。たまにブラックジョークも飛ばす面白いおじさんで、音楽の話でいつも盛り上がっていた。おじさんとスナックへ行き(多分初スナック)、若気の至りでおじさんのボトルを空ける。それが何を意味するのかも知らず本当に最低なクソガキだと今になって思う。ここでお詫びします。申し訳ありませんでした。おじさんが他の店に行くときの「ちょっと浮気してくる」という台詞がクールだったのを覚えている。その日はベロベロに酔っぱらった挙句、おじさんの家で爆睡。

翌日駅まで送ってもらう。電車に乗って帰るのだが、吐き気がする。電車の中で嘔吐はマズイ…。全く関係ない無人駅で電車が停まり、電車の扉が開くと同時に嘔吐物が込み上げ、そのままの勢いで電車から下車、まっすぐ先の草原に壮大にゲロを吐いた。あ、今回はグロ注意です。もう遅いかw名も知らない無人駅で一人ベンチに横たわる。

あーめんどくせぇなぁ…仕事

フラフラしながら一人暮らししているマンションに帰宅。頭がくらくらしてきた。もう気絶寸前。管理人のおばちゃんが救急車を呼んでくれ、病院に救急搬送。救急車に乗ると体調が回復し始める。点滴を打っていると店長と副店長がやってくる。今日は休みをもらう。家で寝ていると段々と元気になってくる。まぁ、結局は二日酔いなのですぐ良くなった。暇だなぁ~と思っていると先日借りた「千と千尋の神隠し」が目につき鑑賞。翌日、元気に出勤する。「大丈夫だった?」と心配する声に対し「千と千尋の神隠し見てました~へへへ」みたいな感じで返していたら、副店長に事務所へ呼ばれ糞ほど怒られた。これが、千と千尋の神隠しのほろ苦い思い出だ。今振り返っても取り戻したい過去の一つ。

あまりにも長い余談で申し訳ない。二日酔いの回復後にオススメの千と千尋。まさか図書館でタダレンタルできるとは最高すぎる。しかも驚きの2週間!!2週間の間にBGM代わりで5、6回見たが、何と!!来年の1月にやります!!おい!!この魔の悪さったらない!!

個人的に、ジブリキャラの中でも千尋は好きなキャラランキングでも上位。なぜかはわからないが凄く好き。素朴な少女って感じが可愛らしい。これと言って特徴的な部分もないし、別段可愛くもないが、この全く何でもない普通な感じが逆に好印象だったりする。もう一人のヒロイン(?)のリンも姉御肌でクールビューティーで良い。場面によって顔違い過ぎるけどw性格良い。

仕事で糞ほど怒られた俺だが、千と千尋も仕事の話だ。もっとビジネス的な視点で見れば良かったと深く後悔している。本作は、甘ったれのハナッタレの千尋の成長物語なわけだが、視聴している新入社員は千尋に学ぶべき部分が多い。映画の冒頭で、ひたすら怒られまくる千尋だが、何だかんだで周囲は優しい。厳しい愛を受けながら千尋は、周囲に感謝し、前向きに一生懸命働く。仕事の出来ないポンコツ(俺を含めて)は、この千尋の精神を見習うべきだ。周りから嫌われても、陰口を叩かれても、嫌がらせを受けたとしても元気に働くことが重要なんじゃないかと思った。それを宮崎駿監督が伝えようと思ったのかは分からないけど、少なくとも俺はそう受け取った。紹介画像は、一番美しいリンちゃんと一番好きな千尋の顔w