太陽肛門スパパーン30周年記念ライブ「xxは、もう、走れませんー2019東京 オリンピック閉会式ー」②OLH(Only Love Hurts aka 面影ラッキーホール)編
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原宿から下北沢へ行くのが大変だった。何線やら何駅やら全く分からない。色んな色の線が物凄い数並んでいて訳が分からなくなる。しかも、それぞれの色が似たり寄ったりしているからマジで混乱する。ウロウロと駅をあっちこっち廻ってみるが、お目当ての吉祥寺駅が見つからない。しかし、太陽肛門スパパーンのファン歴18年の俺からすれば『小田急線』と聞くだけでスパパーンの曲が、脳内再生されワクワクするのであった。

ようやっと電車に乗り込んで、たどり着いた下北沢。初・下北沢。夢を追いかけてやってきたバンドマンたちが、苦悩し挫折し解散し、中にはほんの一握りの幸運を手にして成功した…そんな街!!それにしても、きたねえ。どこもかしもトイレを貸してくれず、東京の恐ろしさを知る。油そばが食いたくなったが、そんなことよりライブだライブ。俺の目的はライブですよ。

ほほー、遂にここまでやって来た。場所は下北沢GARDEN。 俺が行った時には、列も番号もなく入場。いきなりシャレオツな地下のライブハウスに感動する。花咲政之輔さんを発見し、すぐさま握手し、一緒に写真を撮ってもらった。

まさに18年越しの感動や。スパパーンのTシャツを購入して、DVDも購入して、ドリンクは始る前に飲み干す。最前列には女性が並び、『ああ、きっとOLH目当てだな、スパパーンじゃない…』とすぐさま察し…。始まる前までの間、偉く暇だったので俺の中学時代、太陽肛門スパパーンに関して熱心に語りかけた友人にこの写真を送りつけてやった。他に自慢できる人間がいないのが悲しい。もっと宣伝活動を行わなければ。

今回は、太陽肛門スパパーンとOLH(Only Love Hurts aka 面影ラッキーホール)の対バンだった。俺が東北のクソ田舎からわざわざ出てきたのは、この2組が今の日本で最もJAGATARAに近い存在だと思っているからだ。JAGATARAが何かを説明するのは非常に時間の無駄なので割愛する。片方だけのバンドだったら来なかったかもしれない。長年追っかけ続けてきた2組を同時に見ることが出来るライブは、間違いなく価値があると思えたのだ。嫁がスネオヘアーも来るんだってと抜かしていたが、そんな奴を見に行く価値はない。YOUTUBEで十分だ。つーか聞いたこともない。

O.L.H
①よォーこそ
②ベジタブルぶる~す
③私が車椅子になっても
④ゴムまり
⑤あたしゆうべHしないで寝ちゃってごめんね
⑥パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた…夏
⑦54日間、待ちぼうけ
⑧俺のせいで甲子園に行けなかった
⑨東京(じゃ)ナイトクラブ(は)

客の合間をぬってaCKyが入場。ド派手なピンクの塊にきつ過ぎる香水が最高だった。空気が変わった。RCサクセションの「よォーこそ」を歌い。1曲目が「ベジタブルぶる~す」。なぜか嫁が好きな曲で、まさかやるとは思っていなかった。そこまで目立った曲でもなかったし、『on the border』だったら「コモエスタNTR」をやりそうなきがしていた。そして、特別酷い曲ばかりを選曲し、演奏して行った。本当に容赦のない曲のセレクトに感動した。車椅子、パチンコ、甲子園あたりは、テンションが爆上がり、やってくれるとは思っていたが、想像以上に興奮する。 aCKyのMCも良かった。面影ラッキーホールのDVD『面影ラッキーホールの流出!!!-マニア所蔵、お宝映像-』で少し見たことはあったけど生で見ると全然違う…というのは当たり前か。

俺も見よう見真似で曲に合わせて動き真似てたけど合ってたのか怪しい。でも、JAGATARAの江戸アケミも 「やっぱ自分の踊り方で踊ればいいんだよ。」 って言ってたしいいか。 MCで喋ってて「みんな死ぬんだよ」みたいなことを aCKyがぶつぶつ呟きだしてから、急に始まる「54日間、待ちぼうけ」。マジでカッコいい!!たまんない!!

「今夜、巣鴨で」「たまプラーザ海峡」「いっちまったら」とかも聞きたかったけどゲストだもんなー。それから、あんまり知られてないんだけどインディーズで出した『メロ』ってアルバムの「ラヴ ボランテイア」って曲が神曲。JAGATARAとか遠藤ミチロウの「  お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」、ZAZEN BOYSの「自問自答」を彷彿とさせる、もはや朗読。あー聞きたい…壊れたパソコンの中で眠っている、あの曲を取り戻したい…。

スゲー曲やるなぁと思っていたらゲストなのに1時間で9曲もやってた。4、5曲だけだと思ってたから得した気分になったわ。あと曲が終わるごとに丁寧にお辞儀するのも凄い好き。それにしても歌詞の酷さは日本一だな。営業の時に何回か面影ラッキーホール歌ったことがあるんだけど、中年男性に大うけで、女性は絶句って言うのが。俺の親父もゲラゲラ笑いながらパチンコ聞いてた。

業田良家さんの「自虐の詩」って漫画があるんだけど、あの世界観が「面影ラッキーホールみたいだなぁ…」と毎回感じる。映画にもなった作品なんだけど漫画の方を読んで欲しい。あっという間の1時間だった。そして、いよいよ太陽肛門スパパーン(∩´∀`)∩ 【続】

太陽肛門スパパーン30周年記念ライブ「xxは、もう、走れませんー2019東京 オリンピック閉会式ー」③太陽肛門スパパーン編

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